【紫苑S予想2016】本番に直結しないトライアルが重賞格上げで名誉挽回なるか?

秋華賞トライアルの紫苑ステークスが今年から新しくなります。まず重賞に格上げされG3に。それに伴い、2着までだった秋華賞の優先出走権が今年からは3着までということで、オークストライアル・フローラSなみの待遇にはなりました。

ただここで一石を投じておきたいのが、これまで勝ち馬が一度も秋華賞に直結するレースができていないこと。唯一といっていい例が、2014年に2着に入ったショウナンパンドラが秋華賞制覇。ようやく本番とつながったわけですが、長年やっていてこの馬だけ、というのは何かに問題がある。重賞格上げによってトレンド、流れが変わるのか、そういう意味で非常に注目したいレースになります。

そういう観点で今回のメンバーを見てみると、関西馬の遠征が以前より増えた印象があります。地元でローズSがあるにもかかわらず、本番でも印がつきそうな馬の遠征があります。オークス2着チェッキーノが戦線離脱、桜花賞馬ジュエラー、NHKマイルカップ勝ち馬メジャーエンブレムは長期休養明けで本番に出走してきてもつけいる隙がある、ということを考えると是が非でも権利をとって一発に賭けたい馬たちがいます。

オークストライアルで権利を取りながら本番を自重したパールコードや、オークスでは3番人気の支持を受けながら大敗を喫したエンジェルフェイス、大魔神佐々木さん期待の一頭・ヴィブロスなどが出走を予定しています。

関東勢はオークストライアルで1番人気にも支持され本番でも好走したビッシュ、札幌2歳Sでのトラストの勝利で勢いに乗るか注目されるコスモ・マイネル軍団のゲッカコウなどが出走予定。

今年に関していえば、例年好メンバーがそろうローズSよりも結果的に頭数・メンバーがそろう可能性があり、混戦模様必至ですが、権利獲得の上位3頭の中から、ショウナンパンドラのように本番に直結する馬が出ることを期待しましょう!