【小倉2歳S】シュウジ圧勝!橋口師へ"小倉10勝目"をプレゼント!

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6日に小倉で開催された「第35回小倉2歳ステークス(G3)」を優勝したのは単勝1番人気のシュウジ(牡2)だった。

スタートは出遅れたものの、持ち前のダッシュ力ですぐに先頭集団へと追いつき4番手を追走。3,4コーナー中間から徐々に前へと推進し、直線手前で先頭へと躍り出る。直線でもさらに加速し後続をあっさりと突き放す。2着のサイモンゼーレ(牡2)に2馬身1/2差をつけて快勝した。さらにクビ差の3着にはレッドラウダ(牡2)が入着した。

シュウジはこれでデビューから無傷の3連勝で、重賞初制覇を達成した。来年の2月に定年退職を迎える調教師の橋口師は、同レースが地元九州で行われる最後のレースであった。小倉での勝利はこれで通算10勝目となり、区切りの良い勝利は師にとってプレゼントだった。

シュウジと初コンビであった岩田騎手は前日まで北の大地、札幌で札幌2歳ステークスを勝ったばかりであった。わざわざ札幌から飛んできた甲斐があった。北海道では函館2歳ステークスも勝っており、今年の2歳重賞を3勝と絶好調だ。

これまで1400m、1600mと走ってきたシュウジだが、同レースでスプリンターとしての才能も開花した。今後はマイル以下の距離を中心にスプリンターとして活躍していく方針のようだ。次走は朝日杯FS(12月20日、阪神)を大目標にする予定。高松宮記念を勝ったキンシャサノキセキの産駒から、新たなスプリンターが誕生した。