王の道の後ろには幸せが歩いている?ビミコウフク初陣へ。

今週の北九州記念はベルカント1強ムードになっています。とはいえ、1番人気でなくとも、先週のエルムステークスのリッカルドや関屋記念のヤングマンパワーのように、前走のいい成績がそのまま直結してしまうケースも夏ならでは。そういう意味では実質格上挑戦といえるオウノミチにもハンデ戦だけにチャンスはあります。

そんな兄オウノミチを追いかけて、妹がまったく同じ舞台でデビューを迎えます。父はメイショウボーラーに変わっていますが、厩舎も同じ佐々木厩舎。ビミコウフクです。

「ゲートの出は速いし、素直で行きっぷりも上々。いいスピードがあるし後はスタミナがどこまでもつかだね」というのが佐々木調教師のコメント。スタミナといわれても予定されているのが20日土曜日か21日日曜日のメイクデビュー小倉で、ともに1200mです。

残念ながらレースが両にらみの関係で、現状騎手は未定です。相手関係、頭数を見極めて楽なほうでエントリーしてくるんだろうな、とは思いますが、日曜日は牝馬限定だけに相手も軽い、とは思います。とはいえ、牡馬相手でも1200mなら斤量差もありますし悪くない。

さすがに勝っても次走が小倉2歳ステークスでは、夏場にしてはハードローテ。兄もコツコツ型ですし、来年の桜花賞に顔を出せるように、まずは初陣を飾ってもらって次につなげてもらいたいものです。