【根岸S予想2021】激走期待の穴馬は、乗り替わり問題なしのスマートセラヴィー

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東京競馬の日曜メインは、フェブラリーステークスへのステップレースとして最も重要なレースと言われている「根岸ステークス」が行われます。ここ10年の勝馬を見ても、昨年のモズアスコット、2018年のノンコノユメ、2016年のモーニンと3頭もの馬が根岸ステークスを制したその勢いでフェブラリーステークスも連勝しています。

今年のメンバーを見てますと、アルクトスやサブノジュニアのように地方交流G1を制している馬や、ステルヴィオのように昨年のモズアスコットを同じように芝のマイルG1を制した実績馬はいるものの、案外中央ダートG1で活躍している馬が少なく、前評判で人気になりそうなレッドルゼルは重賞未勝利ですから、案外荒れそうな気配が感じられます。

その中で注目しているのは、5歳牡馬のスマートセラヴィーです。スマートセラヴィーは、前々走でオープン勝ちを果たし、前走オープンで3着と古馬になって強くなってきた馬です。そのため、重賞は未勝利どころか出走さえ初めてです。しかも、東京ダートでも1戦して6着に終わっています。

他馬に比べると重賞実績も東京競馬場実績でも見劣るところですが、乗り替わり騎手に慣れているという点は評価したい点です。今回の根岸ステークスは、出走16頭中実に12頭もの馬が乗り替わりとなっています。その12頭の近7走の騎手を見てみますと、スマートセラヴィー以外の11頭は、その間に同じ騎手が騎乗しているのですが、スマートセラヴィーだけは7戦全てが違う騎手なのです。

7走ということに意味はなくたまたまではありますが、スマートセラヴィーは少なくとも乗り替わりとなる他の11頭よりは、乗り替わりに慣れていると言う点でアドバンテージがありそうです。スマートセラヴィーに乗って1戦1勝の戸崎騎手に乗り替わりというのも相反したプラス要素にもなっています。

スマートセラヴィーは先述のように東京競馬場実績は劣っています。しかし、今回出走する馬の中に、お兄さんとなるスマートダンディーがおり、その馬は東京競馬場で勝っていますし、オープンでの好走実績もあります。そして父ヘニーヒューズの産駒には、東京競馬場のG1馬登竜門と言われるユニコーンステークスを制し、その後地方の中央交流G1のかしわ記念を勝ったワイドファラオがいますので、走った回数が少ないだけで、東京競馬場にも対応してくれる可能性は十分あるでしょう。

ということで今年の根岸ステークスは、乗り替わりに慣ているスマートセラヴィーが、2度目の東京競馬場で激走し、フェブラリーステークスへ進んでくれることに期待して応援したいと思います。