もしかして大物?小倉5Rメイクデビューを勝ち上がったスノーマン

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2月20日(土)小倉5Rの新馬戦を勝ち上がったスノーマン(牡 栗東・高橋忠)。父スズカフェニックスは、高松宮記念(GI)勝ち含む計8勝を挙げたスプリンターで、代表産駒はNHKマイルCを勝ったマイネルホウオウ。母は数少ないミスズシャルダン産駒の中から小倉記念(GⅢ)を勝ったサンレイジャスパー。良血ではありませんが、「競馬はロマン」を地で行く血統馬と言えるのではないでしょうか。

レースでは7頭ほどが出遅れる形となりましたが、その中でもスノーマンだけは頭を上げてしまい、2馬身近い出遅れ。最初のコーナーに入るまでになんとか後方4番手まで押し上げましたが、馬群が内に密集しているため、外々を回らざるを得ない展開を強いられます。それでも徐々にポジションを上げていき、抜群の手応えのまま直線へと向かうと、あとは2着馬メーテルリンクとの激しい叩きあい。レース全体の流れは圧倒的に2着馬の方がスムーズであり、まともなら脚を使ってきたスノーマンが追い負ける形ですが、そこからグイッともうひと伸び。クビの着差以上の強さを感じさせました。

POGなどでほぼ選ばれることがなかったと思われるスノーマンですが、このまま順調に行けば、かなりの所まで行けそうな器。スズカフェニックスの代表産駒になれる可能性は十分でしょう。今後の成績にも期待したい走りを見せてくれました。