【京都金杯2020予想】京都巧者のソーグリッタリング、堅実性買える

京都競馬の開幕を飾る重賞「京都金杯」がいよいよ開催だ。「一年の計は金杯にあり」という競馬の格言があるように、今年一年の馬券を占う意味でも的中させたいレースである。個人的に2019年は攻めすぎた買い方で痛い目を見ることが多かったので、今年はより“堅実”な馬券を組み立てることを意識したい。

京都金杯で堅いのは「ソーグリッタリング」だろう。

昨年夏は関屋記念とエプソムカップで3着に好走。その後のリステッド競走のカシオペアステークスでも3着に入線すると、前走のキャピタルステークスでは4着に善戦した。

春にはリステッド競走を2連勝するなど勢いがあり、勢いそのままにとはいかなかったものの、昨年は6戦中5戦が馬券圏内という安定感を見せている。キャリアを見ても大崩れしたレースは少なく、好不調の波がないタイプであることが分かる。また、京都コースに至っては8戦中7戦が馬券圏内と好成績なのに加え、キャリア全7勝中5勝がマイルでの勝利である。ここはベスト舞台と言って良いだろう。

使える脚はそこまで長くないのが難点で、勝ち切れない成績はこのせいだろう。しかし、その分先に勝負に出たり、前目から競馬を展開させたりと競馬センスがある馬だ。エプソムカップでは超スローペースに落とされそのまま前2頭に行かれたが、前を捕まえに行ける位置から競馬をしていたこともありしっかり3着をキープ。関屋記念も高速馬場という馬場が上位に有利に働き、粘るも3着という内容だった。どんな条件でも毎回自分の出来る競馬を全うしてくれる一生懸命さがある。

個人的に応援したい気持ちから追いかけている馬でもあるし、当然今回も買わせていただく。馬券的には馬連・ワイドと相性が良く、軸にはもってこいだ。2020年を“堅実”にスタートさせるにはちょうど良い1頭であると言えよう。