【大阪杯2025予想】粗品の“逆神力”全開!本命馬に警戒せよ

大の競馬好きとして知られるお笑いコンビ「霜降り明星」の粗品。先週の高松宮記念では、彼が本命馬として挙げたサトノレーヴが見事勝利。馬券の的中こそ逃したものの、2着馬も抑えており、予想の精度の高さを示した。

さて、気になるのは今週の大阪杯の本命馬。粗品の大阪杯の本命馬選びは、過去3年間にわたり苦戦が続いている。昨年はタスティエーラ(11着)、一昨年はヴェルトライゼンデ(9着)、その前はエフフォーリア(9着)と、いずれも上位人気馬を本命に据えながらも結果を残せなかった。タスティエーラは1番人気、ヴェルトライゼンデは3番人気、エフフォーリアも1番人気と、いずれも多くのファンの支持を受けていたが、粗品が本命視した途端に大敗を喫している。

大阪杯は波乱が少ないレースとして知られ、人気馬が馬券に絡む傾向が強い。そのため、粗品が人気馬を本命視するのは競馬のセオリーに沿ったものであり、決して不合理な予想ではない。それにもかかわらず、ここまで本命馬がことごとく敗れるというのは、彼の“逆神”ぶりが大阪杯でいかんなく発揮されている証拠とも言える。

今年の大阪杯では、香港ヴァーズ3着のステレンボッシュや、有馬記念4着のベラジオオペラが人気を集めそうだ。これらの馬はいずれも過去に粗品が本命視した経験がある。ステレンボッシュは昨年のオークスで本命に推され、2着に好走。しかし馬券は的中とはならなかった。ベラジオオペラも昨年の京都記念で本命視され、こちらも2着に敗れている。

ステレンボッシュをオークスで本命視した際は、完成度の高さを評価しての選択だった。しかし今回は、香港遠征明けで斤量が3kg増え、さらにゲートの甘さという不安材料もある。そう考えると、昨年オークス時よりも本命に推しづらい状況だ。

一方で、今年の大阪杯は差し馬が多く、スローペースが予想される。そのため、内枠有利の展開となれば、先行馬で内目の枠に入った場合のベラジオオペラは狙いやすい存在となるだろう。実際、昨年の大阪杯でも粗品は本命にはしなかったものの、相手としては抑えていた。

しかし、粗品が本命視すると逆神の力が働くのが例年の傾向。今年も本命視した馬が大敗するようなことがあれば、その法則はさらに強固なものとなる。果たして今回は四度目の正直となるのか、それとも“逆神”の伝説がまたひとつ積み重ねられるのか。競馬ファンの間でも、大阪杯の結果とともに、粗品の本命馬がどうなるかに注目が集まることだろう。