【皐月賞2025】粗品、皐月賞で“呪い”を断ち切れるか?過去の本命馬と今年の注目馬を徹底分析
ことごとく予想を外す“逆神”ぶりで知られ、競馬ファンの間では「粗品の呪い」として恐れられているギャンブル大好き芸人、霜降り明星の粗品。
春のG1戦線では、高松宮記念こそ馬券を外したものの、本命視したサトノレーヴが勝利。大阪杯では2着に入ったロードデルレイを本命に挙げ、3連複を的中させた。さらに先週の桜花賞では、的中には至らなかったものの2着馬アルマヴェローチェを本命視しており、全体的に予想の精度は着実に上がっている印象だ。
一方で皐月賞との相性は悪い。昨年はシンエンペラーが5着、一昨年はベラジオオペラで10着、その前はデシエルトで16着と、いずれも本命馬が馬券圏外に敗れている。相性の悪さは否めないが、近走の的中率の高さを考えると、今年は雪辱のチャンスとなるかもしれない。
今年の出走メンバーで、粗品が過去に本命に据えた馬は複数いる。ホープフルSで本命視し、馬券も的中させたクロワデュノール。共同通信杯で本命にしたマスカレードボール。弥生賞で狙ったミュージアムマイル、スプリングSではキングスコールを本命にしていた。例年、粗品は伏兵に注目する傾向が強いが、今回はクロワデュノールが断然の1番人気になる可能性が高く、彼が本命に据えるかどうかは注目ポイントだ。
ただしクロワデュノールに関しては、ホープフルSの際に「怪物クラス」と絶賛しており、実際に馬券も当てていることから、相性の良さは間違いない。過去の“恩”も含めて本命視する可能性は十分ある。
一方、人気をやや落としそうな中穴候補として浮上するのが、弥生賞4着のミュージアムマイル。朝日杯フューチュリティステークスでは2着に好走しており、スピードと持久力のバランスが良い。弥生賞では敗れたが、2000mでも対応できることを証明した。
クロワデュノールを本命にする場合は点数を絞りたいところ。その相手としてミュージアムマイルを指名する形も十分考えられる。粗品の予想は、的中率以上に「どの馬を本命にするか」で馬券の買い方にも影響を与える存在。今年の皐月賞でも、SNSを中心に粗品の予想を待つ声が日に日に増えており、すでに一種の“イベント”と化している。
果たして、彼は今年の皐月賞で「呪い」を断ち切るのか。それとも、またもや波乱の展開を生み出すのか。注目は尽きない。