【宝塚記念2025予想】雨より怖い粗品の本命馬、次の犠牲者はアノ馬?!

ギャンブル芸人としても名高い霜降り明星・粗品は、その“逆神”ぶりから競馬ファンの間で一目置かれる存在だ。ことごとく本命馬が馬券外に沈む様子から「粗品の呪い」とまで恐れられてきたが、そんな彼の予想は、もはや一種のエンタメとしてファンの注目を集めている。そんな粗品が次に挑むのは、上半期G1の掉尾を飾る「宝塚記念」だ。

先月の日本ダービーでは、久々の的中を果たし、逆神返上かと思わせた粗品だったが、続く安田記念ではブレイディヴェーグを本命に据えるも4着敗退。連勝には至らず、改めて呪い継続を印象づける結果となった。だが、過去の失敗から何を学び、どう修正してくるのか?その“読み筋”には注目すべきものがある。

昨年の宝塚記念ではプラダリアを本命視したものの、惜しくも4着。展開と馬場を重視した予想で、「逃げ馬不在」「京都開催」「重馬場」といった要素を根拠に挙げていた。今年も週中から雨が続き、週末も天候は崩れる予報。馬場が渋ることはほぼ確実で、再び重馬場適性がカギとなりそうだ。

今年の阪神開催では先行馬が多く、展開は差し・追い込み勢に向くと予測されている。昨年本命にしたプラダリアも再度出走するが、近走の不振と展開不向きな脚質から、今年は見送りの可能性が高いだろう。そうなると粗品が狙うのは、渋った馬場に強く、差し脚に魅力のある馬ということになる。

過去の本命馬から振り返ると、大阪杯でのロードデルレイ、京都記念でのヨーホーレイク、天皇賞春でのドゥレッツァ、ジャパンCと有馬記念でのジャスティンパレスといった顔ぶれが挙がる。その中でも、渋った馬場と持続力勝負に適性を見せるのがヨーホーレイクだ。ロードデルレイやジャスティンパレスは、道悪ではやや評価を下げるタイプであり、ここで狙うならヨーホーレイクが最有力と見るべきだろう。

ヨーホーレイクは現時点で5~7番人気前後と見られており、中穴クラスの存在。妙味もあり、粗品がここで思い切った本命選びをする可能性は十分にある。先週の安田記念では4番人気に本命を打ったばかりであり、人気との距離感にこだわらない傾向も後押しとなる。

いずれにせよ、宝塚記念は春G1シリーズの締めくくりとなる一戦。粗品としても、ここで的中を果たし、有終の美を飾りたいところだ。もしダービーに続いてグランプリも仕留めることができれば、逆神の呪いに風穴を開け、夏競馬への最高の布石となる。注目の一戦は、今週末。粗品の本命馬が何か、その行方に競馬ファンの視線が集まる。