【天皇賞春2025予想】逆神・粗品が今年もやらかすか?飛ぶのはどの人気馬か

本命馬が惨敗続きのギャンブル大好き芸人の霜降り明星・粗品。ことごとく予想を外す逆神ぶりから、“粗品の呪い”として多くの競馬ファンから恐れられているが、先週のフローラSでは本命視したヴァルキリーバースが2着、その前の皐月賞ではクロワデュノールが2着、その前の桜花賞をアルマヴェローチェが2着、大阪杯ではロードデルレイが2着といったように、勝利こそ逃しているが上位に好走している馬をしっかり見抜いている。

一方で、春の天皇賞に関してはまさに「逆神」ぶりを遺憾なく発揮している舞台だ。昨年は2番人気のドゥレッツァを本命視するも15着、一昨年はタイトルホルダーが競走中止、2022年はマカオンドールが11着と、これまで多くの人気馬を飛ばしてきた。

この天皇賞春を占う上で、過去の傾向から重要視されているのが“阪神大賞典組”である。過去10年の成績は【4-6-5-50】と安定しており、本番との相性が非常に良いレースだ。今年の阪神大賞典で粗品が本命視したのは3番人気のワープスピード。レースではスタートから積極的に前に出て、道中も折り合いをつけて進んだが、ラスト6ハロンでの11秒台連発によりスタミナを削られ、直線では早々に手応えを失い7着に敗れた。

粗品も「仕掛けどころがハマれば」と語っていたように、ワープスピードは展開に大きく左右されるタイプだ。近走は前残り展開で力を発揮できず、狙いづらい印象が強まっている。ただし、2024年のメルボルンカップでは海外遠征で2着に好走しており、世界水準のスタミナを証明している。長距離戦での経験も豊富で、持ち味の機動力と瞬発力は天皇賞春との相性も悪くない。伏兵としての存在感は十分で、粗品としても再び狙いたくなる1頭だろう。

さらに、過去に本命視してきたジャスティンパレス(ジャパンカップ・有馬記念)、アラタ(金鯱賞)などの出走も予定されており、これらの馬を再び本命に据えてくる可能性も考えられる。

果たして今年の粗品の本命はどの馬になるのか。“逆神ぶり”全開の負けっぷりでレースを外し続けている彼が本命視するようなら、警戒しておく必要がありそうだ。