【安田記念2025予想】ダービー的中で息を吹き返した粗品、「ソ・シ・ナ」馬券は今年も冴えるか?

先週の日本ダービーで、霜降り明星・粗品が本命に指名したクロワデュノールが快勝。見事に馬券を的中させ、予想界の「お笑い担当」から「実力派」に一時昇格した。4月の大阪杯以来、馬券は連敗街道をひた走っていたが、ここぞの大舞台でしっかり決めてくるあたり、さすがは芸人と予想家の二刀流である。

さて、今週の注目はもちろん安田記念。昨年の同レースではソウルラッシュを本命に据えたものの、惜しくも3着で馬券はスルリと逃げられた。ただし、勝ち馬ロマンチックウォリアーと3着のソウルラッシュを頭固定、2着のナミュールもしっかり相手に入れていたあたり、「ほぼ当たり」で胸を張ってもいいレベルだった。

その前の2023年も本命シュネルマイスターで3着、そして2022年にはソングラインを本命視して的中。的中率とニアピン率のバランスが絶妙なこのレース、粗品にとっては勝負勘の冴えるG1と言えるだろう。

今年は、昨年と同じくソウルラッシュが出走。ドバイ帰りでオーラも成績も充実、競馬界の逆輸入スター状態である。昨年以上に期待される状況だけに、2年連続での本命指名も十分にあり得るだろう。

ちなみに粗品と言えば、オカルト感ただよう「ソ・シ・ナ馬券」も見逃せない。馬名の頭文字に「ソ」「シ」「ナ」が入っていればチャンス到来、というかなり個性的な予想法で、一昨年はシュネルマイスター、昨年はソウルラッシュと、本人の名前を全力で信じるスタイルを貫いている。

今年の該当馬もなかなか強力。重賞3勝の「シ」ックスペンス、ドバイターフを勝って波に乗る「ソ」ウルラッシュと、名前だけでなく実績も備えた“ソ・シ”コンビが上位人気を形成している。ちなみにシックスペンスは大阪杯で7着に敗れているが、粗品は同馬を3連複の軸にしていた過去もあり、何気に目をかけている。

とはいえ、ソウルラッシュへの信頼は別格。今年の中山記念でも本命視しており、ここでの再びの本命指名は十分にあり得る展開だ。

果たして粗品は、復活を狙うシックスペンスに“未来への投資”をするのか、それともソウルラッシュとの“再契約”を結ぶのか。その選択次第では、ファンからの拍手喝采か、SNSでの総ツッコミが待っているだろう。いずれにせよ、今年の安田記念も粗品の本命予想から目が離せない。