【甲東特別2020予想】2戦2勝の3歳馬スペードエース、古馬に挑む復帰初戦

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シルクレーシングと言えば代表馬は来週のジャパンカップで引退を迎えるアーモンドアイを筆頭に、今週のマイルCSに有力馬の一頭として出走予定のサリオス、NHKマイルカップ勝ち馬のラウダシオンなど、活躍馬を多数所有しているクラブの一つです。

ただ、ノーザンファーム生産馬が中心のラインナップとなっていることもあり、高額設定の募集馬が多い一口クラブでもあります。どの馬が走るのか見極めるのは難しいものですが、さらに高額募集馬が走るとは限らないのが競馬だけに、馬券検討、さらに出資する際には難しいところもあるのではないでしょうか。

今週はそんなシルクレーシングから、重賞勝ち馬の弟ながら募集価格は抑えめという血統馬スペードエースが日曜阪神9レースの2勝クラス・甲東特別に出走予定のため注目したいと思います。

1口4万円の500口、募集総額2000万円はシルクレーシングとしては格安と言える設定と思われますが、父ワールドエースがG1未勝利馬で、その弟ワールドエースの菊花賞勝利前の値付けということで当時としては妥当な相場だったと言えるかもしれませんが、母はハルーワソング、半兄のディープインパクト産駒マーティンボロは中日新聞杯、新潟記念勝ち馬ということで先々が楽しみな血統背景の持ち主です。

兄が得意としていた2000mでデビュー後、続く芝1800mのアルメリア賞も勝ち上がりクラシック参戦も期待されていましたが8ヶ月の休養を挟むこととなり、今回が復帰初戦となりました。

2戦2勝の戦績から今回も有力馬の一頭とは見られていますが、長期休養明けで初めての古馬との対戦ということで不安要素がないわけではありません。

同世代からはシンハライトの全妹ライティアや、ウオッカをヴィクトリアマイルで破ったエイジアンウインズの仔ワールドウインズなど、良血の参戦もあるためレベルの高いレースが期待できそうですね。