【スプリングS/2016注目馬】マイネルハニーの本気度に期待!

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日曜日の中山メインは皐月賞トライアルのスプリングステークス(G2)。賞金面で既に皐月賞出走をクリアしているメンバーもいるが、まだ1勝馬、2勝馬にとっては本気で3着までを狙いにくるレースでもある。

そんな思惑渦巻く皐月賞トライアルで注目してみたいのが、関東馬のマイネルハニー。戦績は現在のところ5戦2勝で、収得賞金900万では本番に出走できない可能性のほうが高い馬の1頭だ。

デビュー戦は昨年11月の東京のマイル戦。重馬場での競馬であったが、スタートを無難に決めるとハナに立ち直線では詰め寄られるどころか逆に突き放した。1.3差の7馬身差を付け、インパクトのあるデビュー戦。

その後は、ベゴニア賞(2歳500万・芝1600)2番人気3着、2歳500万(芝2000)4番人気4着、若竹賞(3歳500万・芝1800)1番人気6着という初戦と比べると少し物足りない内容。

ただ、着差としては、ボロ負けという形でもなく、ベゴニア賞は0.3差、平場の500万は相手がサトノダイヤモンドだったこともあり0.6差は付けられたが、2着馬とはタイム差なしの大接戦、若竹賞は出遅れという競馬でありながら0.3差と内容は良い競馬をしている。前走は東京2000メートルのフリージア賞(3歳500万)。

このレース3戦ぶりにハナに立つと、ペースも向いた形にはなったが直線に入ると初戦の時のように後続馬を突き放して、4馬身差の快勝を決めた。過去の2勝が重と稍重であり時計が少しかかったほうが力は出せると感じる。

管理する美浦の栗田博憲厩舎には現在、皐月賞馬のイスラボニータなどがいる。近年は年間10勝前後と少し寂しい成績が続いていたが今年は既に6勝。厩舎の現在の好調さも良い方向に出てくれないかと期待してしまう。母父は競馬を長くやっている方には嬉しいナリタブライアン。

父のマツリダゴッホは、今週同じレースに出るロードクエストが注目されているが、こちらのマツリダゴッホ産駒にも少し注目してみたいスプリングステークスだ。