【天皇賞春2018予想】藤岡佑介騎手じゃなきゃダメ?!頑固なガンコが春の天皇賞馬へ!

記事「【天皇賞春2018予想】藤岡佑介騎手じゃなきゃダメ?!頑固なガンコが春の天皇賞馬へ!」のサムネイル画像

日本の競馬で最も距離の長いG1、天皇賞春が行われます。世の中的にというよりは、日本の一部の方々の嗜好が2000mを重視する路線になっているがために、距離の長い新設G1がなく、2000mだけG1を増やしているのは、競馬の魅力を半減させている元凶だと思っています。

駅伝のマラソンではあれだけの盛り上がりを見せるのだから、長距離レースが盛り上がらないというワケではないはずです。短距離レースに短距離ならではの魅力があるように、長距離レースには長距離ならではの魅力があります。そういう意味でも春の天皇賞は他のG1以上に、楽しみにしているレースでもあります。

さて、前置きが長くなりましたが、今年の春の天皇賞はキタサンブラック引退後にどんな馬がこの路線の将来を担っていくのかが楽しみなレースとなりそうですが、そのキタサンブラックを負かして昨年のジャパンカップを勝ったシュヴァルグランをはじめ、昨年の菊花賞2着のクリンチャー、同レース3着で前走阪神大賞典を制したレインボーライン、その阪神大賞典で2着となったサトノクロニクル、ステイヤーズステークス3連覇しているアルバート、前走日経賞を制したガンコ、同レース2着のチェスナットコートなど多種彩々のメンバーが揃いました。

その中で今回注目馬として挙げたいのはガンコです。馬名の由来は当然ではありますが「ごうじょっぱり、かたくな」という意味から来ておりますが、このガンコ、とにかく鞍上が藤岡佑介騎手でないと走らないという頑固者なのです。

これまで28戦して6勝し、そのうち3勝が藤岡騎手によるもの。残りの3勝は3人の騎手が1勝ずつなので、藤岡騎手とのコンビの相性は抜群。しかも藤岡騎手とは3回しかコンビを組んでいないので、3戦3勝という戦績です。1000万、1600万、G2日経賞とレベルも決して低くなく、藤岡騎手とコンビを組めなかった日経新春杯では3着に惜敗しますが、重賞2戦目の日経賞で藤岡騎手とのコンビが戻ったとたんにきっちりと勝利しております。

藤岡佑介騎手は、もともと今回の天皇賞に出走しているクリンチャーの主戦騎手ですから、状況が違えばそちらに乗っていた可能性もあったでしょう。そんな縁というか、運も味方にして春の天皇賞ではガンコが一番好きな騎手藤岡騎手とのコンビで挑戦できるのですから、ここは頑固なガンコに本気を出してもらい、藤岡騎手にG1初勝利をプレゼントしてもらいたいところです。

ガンコの父はナカヤマフェスタでどちらかというと地味な種牡馬ではありますが、祖父はあのステイゴールド。オルフェーブルは春の天皇賞は大敗しましたが、ここ10年でもゴールドシップとフェノーメノが勝っているように、春の天皇賞は得意な血統でもあります。

ということで、藤岡佑介騎手とじゃないと走らない!と言い張っているかどうかは正直分かりませんが、藤岡騎手でしか走らない頑固なガンコがコンビ勝率100%を目指して春の天皇賞馬になるべく、頑張ってくれることでしょう。