【STV杯2025予想】波乱含みの短距離戦!洋芝巧者や関東勢の取捨がカギ

今週土曜、函館競馬場のメインレースとして行われるのは、芝1200mの3歳以上2勝クラス・定量戦「STV杯」である。
過去4年(2020年、2022年〜2024年)のデータを振り返ると、連対馬8頭中6頭が5番人気以内と、比較的堅い決着が多い傾向が見られる。ただし、3着には二桁人気馬が4戦中2回絡んでおり、過去には3連単20万円超の高配当も記録されている。三連系の馬券を狙う上では、穴馬の3着付けも視野に入れておきたい。
所属別の傾向では関西馬が優勢で、関東馬は上位人気に推されながらも取りこぼすケースが目立つ点には注意が必要だ。今年の出走予定馬では、美浦・加藤征弘厩舎のスミレファースト、美浦・青木孝文厩舎のマルプリ、そして同じく美浦・伊藤大士厩舎のゴキゲンサンがいずれも上位人気に想定されている。なかでも前走でこのクラス2着に好走しているゴキゲンサンは、取捨選択のカギを握る存在となりそうだ。
馬齢別の傾向を見ると、5歳馬が3勝と好成績を収めている点も見逃せない。関西所属のスクルプトーリスは近走成績こそ振るわないが、夏競馬との相性が良く、洋芝での実績もあることから巻き返しに期待がかかる。
堅実さと波乱が共存するSTV杯。今年も展開や馬場状態次第で一筋縄ではいかないレースが予想される。データと傾向を踏まえた上で、精度の高い馬券戦略が求められる一戦となるだろう。