スワーヴリチャードはマイルG1の安田記念へ

4月1日に阪神競馬場で開催された大阪杯を制したスワーヴリチャード(牡4、庄野靖志厩舎)が、6月3日に中山競馬場で開催される安田記念に向かうことが明らかとなった。今後は一旦放牧に出され、今月末には帰厩し、安田記念へ向けて調整が行われる予定となっている。

スワーヴリチャードは2016年9月に阪神の芝2000mでデビュー。3歳時に1800mの共同通信杯で重賞初勝利をあげると、その後は距離を延ばしてダービー2着、有馬記念4着と中距離路線で活躍していった。

今年は金鯱賞を制して大阪杯への優先出走権を獲得すると、本番の大阪杯でも見事に優勝し、G1初勝利を達成した。2000mの重賞で2連勝を果たした後にマイルG1の安田記念へ向かうという異例のローテーションを発表した陣営だが、マイルは初めてでも安田記念が開催される東京コースは「2-2-0-0」と好成績で、1800mの重賞を勝っている実績もある。エースがいないマイル路線の現状を考えると、スワーヴリチャードならマイルで好走しても不思議はない。