【阪神大賞典2025予想】前残りならこの馬!逃げればしぶといサンライズアース

天皇賞・春に向けた重要ステップレースの阪神大賞典。過去2年連続で本レースを制した馬(テーオーロイヤル、ジャスティンパレス)がそのまま天皇賞・春を勝利。さらに3、4年前の勝ち馬ディープボンドも、どちらの年も天皇賞・春で2着に好走しており、大一番を占ううえで無視できない一戦となっている。
今年は11頭立てでG1馬はブローザホーンのみ。新たなスター候補が現れるかに注目が集まる中、最も気になるのがレイデオロ産駒の4歳牡馬サンライズアースだ。
サンライズアースは前走、3勝クラスの早春ステークスで2着。格上挑戦の立場ではあるものの、3走前にはG2戦に出走し、さらにその前は皐月賞、ダービーとクラシック路線を歩んできた実力馬。むしろここでの挑戦は自然な流れとも言える。
最大の注目ポイントは、何と言ってもスタミナ。2勝目を挙げたすみれステークスでは、3コーナーから早めに動いて先頭に立つと、そのまま押し切って勝利。さらにダービーでは4着ながら、3コーナーからまくり気味に進出し、2番手まで押し上げた。東京競馬場の長い直線でも最後まで粘り切った姿は、並の馬には真似できない芸当だ。これだけ厳しい競馬をしても崩れないタフさは、まさに長距離戦向きの馬と言っていい。
加えて今回は逃げ馬が不在。サンライズアースがハナを奪う展開になる可能性は高い。過去に逃げたのは新馬戦のみだが、そのときは7番人気の低評価ながら、先頭に立つとそのまま押し切って勝利している。抜かれそうで抜かれないしぶとさも兼ね備えており、逃げたときの怖さを秘めている馬だ。
阪神大賞典の舞台は長距離3000m。スタミナと粘り強さが問われるタフなレースだからこそ、サンライズアースのしぶとさが最大限に活きるはずだ。ここを逃げ粘って、天皇賞・春へ駒を進める姿を期待したい。