【根岸S予想2019】ここは東京巧者のサンライズノヴァで鉄板か?

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27日(日)はフェブラリーSの前哨戦「根岸S」が東京競馬場で開催されます。昨年はスランプだったノンコノユメが同レースで復活Vを果たし、続くフェブラリーSでも強敵ゴールドドリームの粘りを抑えて優勝し、悲願の中央G1初勝利を果たした。一昨年も勝ち馬カフジテイクが本番のフェアリーSで3着、その前の年の勝ち馬モーニンもフェブラリーSを勝利し連勝を果たしているように、本番のフェアリーSを占う上で重要な一戦です。

今年のメンバーは、武蔵野Sを制し、G1のチャンピオンズCで6着に敗れたサンライズノヴァをはじめ、カペラSを制して3連勝中と好調なコパノキッキング、兵庫ゴールドトロフィー5着からの巻き返しを期すマテラスカイ、ダート初挑戦のケイアイノーテックといった有力馬が人気を集めそうです。

中でもとくに注目しているのはサンライズノヴァです。何よりも評価したいのは東京コースの実積で、東京コースは15戦して「6-3-0-2」と好成績です。昨年の根岸Sは2着、本番のフェアリーSでも4着に善戦しているように、東京コース巧者なのは間違いのないところ。

東京のダート1400mは、高低差2.4mの急坂と、直線が約500mもあるタフなコースです。コース適性の低い馬やここを初めて走る馬にとっては決して楽なコースとは言えないでしょう。

コパノキッキングは初の東京コース、初の左回り、これまで勝ち星のない1400mが舞台。マテラスカイは東京コースは3戦しておりますが、9着、11着、10着といずれも大敗。ケイアイノーテックに関してはダート戦自体が初めてなので、コース適性云々以前の問題です。他の有力馬の舞台適性と比べると、サンライズノヴァの適性の高さが一層際立つかたちとなっております。

前走のチャンピオンズCは直線の長い中京コースで距離も1800mでしたが、小回りのコーナーを4つもまわる小回りコースで、4コーナーでも外々を回らされる形となり、結局ジワジワと脚を伸ばすも前を捉え切れずに流れ込んでの6着入線となってしまいました。コーナーが2つで1400mの東京コースへ戻る今回は条件好転と見て良さそうです。

鞍上は現在10戦連続で同馬の手綱を握る戸崎圭太騎手の予定となっております。根岸Sは3年連続で連対中と心強く、サンライズノヴァとのコンビ成績も「5-4-0-4」と好成績です。しかし、戸崎騎手は先週の中山開催ではインフルエンザのため騎乗は休みとなり、AJCCで騎乗予定だったシャケトラが優勝を果たすなど、不運が続いている印象もあります。昨年ハナ差2着の悔しさ、そして先週重賞勝利を逃した悔しさを晴らすためにも、ここは勝って人馬ともに巻き返しといきたいところでしょう。