【橘ステークス2025予想】地方からの刺客ナイスデスネ、芝初挑戦で波乱の使者に

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今週日曜日、京都競馬場の10Rは芝1400mで行われる3歳オープンのリステッド「橘ステークス」が開催。今年は11頭立てでの開催が予定されており、メンバー構成や条件面からも注目度の高い一戦となる。

NHKマイルカップにダブル登録していたミスターメロディ産駒のスリールミニョンは、同レースでは除外となり、こちらの橘ステークスに回ってきた。前走は幸英明騎手が騎乗していたが、今回は主戦の永島まなみ騎手に手綱が戻る。阪神ジュベナイルフィリーズで5着、チャーチルダウンズカップで4着と、重賞でも安定したパフォーマンスを見せており、出走馬の中でも実績上位の存在といえる。

女性騎手が騎乗するもう1頭が、ミッキーアイル産駒のムイで、前走に続き今村聖奈騎手が騎乗を予定している。前走のニュージーランドトロフィーでは追い込み届かず12着に敗れたが、今回は2勝を挙げている芝1400mが舞台となるだけに、巻き返しが期待される。

同じくミッキーアイル産駒のモンテシートは、坂井瑠星騎手とのコンビで出走予定。前走のチューリップ賞では5着に入り、マイル戦で安定した成績を残している。距離短縮となる今回は、父譲りのスピードが武器となりそうで、条件的にはプラスに働く可能性が高い。

地方からの参戦馬としては、兵庫所属のナイスデスネがエーシントップ産駒として出走を予定している。鞍上には実力派の吉村智洋騎手を迎え、これまで13戦して5勝・2着3回という安定した戦績を残している。今回が初の芝挑戦となる点は課題だが、1400mという距離は適性がありそうで、展開次第では波乱を演出する存在となる可能性も十分にある。

芝適性、重賞実績、女性騎手の活躍、そして地方馬の挑戦と、多角的な視点で見どころ満載の橘ステークス。今年の春競馬を彩る注目の一戦となりそうだ。