【ひいらぎ賞2021予想】良血牝馬ダノンティアラ、出世レースに出走

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2歳1勝クラスの特別戦ながら、過去5年の勝ち馬をみると出世レースといえるのが、今週土曜中山9レースに組まれているひいらぎ賞です。芝1600mに登録13頭とまずまずの頭数がそろいました。

ここ3年の勝ち馬が、その後重賞、G1で活躍をみせており、2018年のダノンキングリーはクラシックでも皐月賞3着、ダービー2着と活躍し、今年の安田記念を含む重賞4賞、2019年のスマイルカナは昨年フェアリーSとターコイズSを制し、昨年のシュネルマイスターは今年のNHKマイルカップ勝ち、マイルチャンピオンシップでは女王グランアレグリアの2着と、来年の芝マイル路線の中心を担う戦績を残しており、今年の勝ち馬にも期待が集まります。

中でも注目したい良血が、ドゥラメンテ産駒のダノンティアラです。美浦・大竹厩舎の管理馬で、川田騎手が香港遠征のため2週間隔離となるためルメール騎手に乗り替わっての参戦となります。

近親に凱旋門賞、フランスオークスの勝ち馬ザルカヴァがいる血統で、デビュー戦では芝1800mを選択しているように、先々は2000m以上でも良さが出る血統と思われますが、1ハロン短縮でも、デビュー戦と同じ中山競馬場ならこなしてくれるのではないでしょうか。

ライバルとなりそうな馬を見渡すと、モーリス産駒のアンクロワも近親に日本ダービー勝ち馬のフサイチコンコルドがいる血統で魅力があり、血統的にどこに適性があるのか悩ましいシャマーダル産駒のエンタングルメントもデビュー戦で1番人気支持と高い評価を受けた1頭で先々楽しめそうな1頭です。

ほかにも朝日杯FSとダブル登録となっているスプリットザシーや、エピファネイア産駒で祖母の半兄にスプリンターズS勝ち馬で、新潟の直千コースで強さを発揮したカルストンライトオがいるコウキなど、血統面でも魅力的な馬が多く参戦するだけに、1勝クラスとはいえ見ごたえのある競馬が期待できそうですね。