【宝塚記念2022】“超小柄アイドル”メロディーレーン、団野大成騎手とグランプリ戴冠へ

馬体重300kg台前半という小型軽量のオルフェーヴル産駒、メロディーレーン(牝6、森田直行厩舎)の宝塚記念の騎手が団野大成騎手に決定した。8日、同馬を管理する森田厩舎が公式ツイッターが発表した。先日公開された宝塚記念の第2回中間発表では2万2810票を獲得し、18位にランクイン。

菊花賞5着のインパクトが強かったが、以降は重賞を8戦して20年の阪神大賞典・5着が最高着順と冴えない結果が続いている。昨年の宝塚記念は11着に惨敗。緩めのペースで前残りの展開では致し方ないが、中団の先頭で脚を溜めて直線外へ出してと流れは悪くはなかった。

今年はパンサラッサやアフリカンゴールド、アイアンバローズ、タイトルホルダーなど多数の有力な逃げ・先行馬が参戦を視野に入れている。同馬の売りはまさにその“小柄”な馬体にある。小柄故にスタミナは豊富で、長い距離では大きなアドバンテージになる。前が潰れるハイペースでスタミナが生きる展開になれば、見せ場は作ってくれるはずだ。若手らしい積極性と思い切りの良さがある団野騎手の手綱さばきに期待したい。

あとは馬場が渋ればさらに“買い”要素も増すだろう。稍重は【1-0-1-2】、重馬場は【1-0-0-0】と好成績で、基本的に道悪は歓迎の口だ。梅雨時で最終週の阪神はまさにベスト舞台と言っていい。これまで挑戦してきたG1戦の内容を見ると力不足の印象が否めないが、高い舞台適性と展開の恩恵もありそうなここは好勝負に持ち込めるチャンスは十分にありそうだ。団野騎手のG1初制覇にも期待し、応援したい。