【宝塚記念2016予想】メンバーも頭数も揃った宝塚記念。トーホウジャッカルの復活が必然的!

2016年春のGⅠ戦線ラストを飾る宝塚記念。怪物ドゥラメンテをはじめ、天皇賞春を制したキタサンブラック、昨年の覇者ラブリーデイ、大阪杯でキタサンブラックを負かしているアンビシャスに加え、近走GⅠでも好走しているマリアライト、カレンミロティック、シュヴァルグランなどなかなかの粒ぞろいな感じです。

そんないいメンバーの揃った宝塚記念で必然的に好走しそうな馬が1頭います。その馬は、トーホウジャッカルです。

トーホウジャッカルは、2014年の菊花賞を制したGⅠ馬ですが、その後蹄を痛めたり、球節に疲れが出たりとなかなか順調に使えない中、4戦して4着、8着、7着、5着と悪くはないものの、着順を見てみると今一歩な結果が続いています。しかし、菊花賞後8ヵ月の休み明けをぶっつけという順調でないローテで臨んだ宝塚記念で4着でしたし、前走の天皇賞春も、その前の阪神大賞典で2番人気ながら7着と大敗し人気が落ちたところを最後の直線で見せ場十分の5着となっています。内容を見てみると、決して着順ほど悪いものではかったのです。馬体重を見てもよくわかるのですが、大敗した阪神大賞典は504kgとトーホウジャッカルにとってデビュー以来一番重く、春の天皇賞では492kgとそこから12kg絞り好走しています。2016年の3走目となる宝塚記念では、一番いい馬体重での出走の可能性も高いと言えます。

さらに、調教でも抜群の雰囲気を出して坂路でラスト12秒2と切れ味を見せてくれています。これは体調面でも今年一番の状態と言ってもいいでしょう。

そうなれば、今回の宝塚記念のトーホウジャッカルは、この馬にとって一番走れる状態、かつての菊花賞を勝った時、いやそれ以上の状態になっていると言っても過言ではないでしょう。

おそらく今回の宝塚記念は、ドゥラメンテVSキタサンブラックの2強ムードです。ドゥラメンテもキタサンブラックもGⅠを勝った時の強さはすばらしいレースを見せてくれました。でもトーホウジャッカルがレコードで勝った菊花賞もその2頭の勝ちっぷりに勝るとも劣らない凄みを感じさせてくれたものです。潜在能力は人気となる2頭に匹敵するだけのものがあるはずなのです。トーホウジャッカル、その潜在能力をきっと今回の宝塚記念で発揮してくれることでしょう。

「キタサンブラック逃げる!ドゥラメンテが迫る!!その後ろからトーホウジャッカル!トーホウジャッカルがまとめて差し切った!!!」

こんな実況が今から聞こえてくるようです。