【谷川岳ステークス2025予想】実績馬不在で混戦ムード!展開次第で波乱も?
今週日曜日の新潟メインレースは、芝1400mで行われる4歳以上オープンのリステッド「谷川岳ステークス」が開催。
過去5年の勝ち馬の中でも、特筆すべき存在は2022年のウインカーネリアンである。その後、関屋記念と東京新聞杯の2つの重賞を制し、G1でも人気以上の走りを見せてきた。さらに、今年のアルクオーツスプリントでは伏兵ながら2着に好走。8歳となった今もなお、G1制覇を狙える息の長い活躍を続けている。名馬を輩出しているレースだけに見逃せない。
今年の登録馬の中で注目すべきは、ダイワメジャー産駒の4歳牡馬エコロブルームである。1年以上の休養を経ての復帰戦となる。先月のダービー卿チャレンジトロフィーに出走を予定していたが、鼻部挫創により回避。今回は仕切り直しの一戦となる。鞍上にはテン乗りでリーディング上位の丹内騎手を迎えており、長期休養明けとはいえ、その素質の高さからも軽視は禁物である。
展開を左右する存在となりそうなのが、モーリス産駒の5歳牝馬ベガリスだ。引き続き藤懸騎手が手綱を取る予定で、新潟芝ではすでに勝利実績がある。近4戦もすべて人気以上の走りを見せており、前走・愛知杯を叩いた今回は休み明け2戦目。先手を奪ってどこまで粘れるかが鍵を握る。単勝ベースで妙味がありそうな1頭である。
一方、展開の助けが必要となるのが、ディープインパクト産駒の7歳牡馬ヤマニンサンパだ。昨年は海外遠征も経験し、直近2戦はいずれもリステッド競走で4着、5着と安定した成績を残している。今回は亀田騎手との新コンビで挑む。差し・追い込み型の脚質であるため、展開次第では複勝圏内も狙える。人気が控えめであれば、穴馬としての一考に値する。
実績馬不在で混戦が予想される今年の谷川岳ステークスは、展開や馬場状態ひとつで着順が大きく入れ替わる可能性が高い。波乱含みの一戦となるだろう。