【ベルモントS予想2019】タックス、前走の着差覆せるか

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春から始まったG1戦線も一段落つき今週は谷間の週となるところでしたが、アメリカ三冠レースの最終関門ベルモントステークスに日本からマスターフェンサーが参戦することにより、今週もG1を楽しめることになりました。

世紀の降着とも言えるマキシマムセキュリティの降着でスタートした今年の米三冠競走ですが、マキシマムセキュリティはプリークネスステークスステークスに続き今回のベルモントステークスも自重、さらに昨年の2歳チャンピオン・ゲームウィナーも目標をトラヴァーズステークスに絞ったことで回避、さらにケンタッキーダービーを優勝したカントリーハウスはレース後に熱発して休養ということで、マスターフェンサーが思わぬ形で人気の一角に押し上げられることとなりました。

ただ、今年のケンタッキーダービーは多頭数のうえ泥濘んだ馬場で、マキシマムセキュリティの斜行を受けて力を発揮できなかった馬もおり、マスターフェンサーよりも下位の7着だったウォーオブウィルがプリークネスステークスを勝利しているように、馬場の状況や展開次第で着順も大きく変わるような微妙なパワーバランスと言えそうです。

そこで今回穴馬として注目したいのが、前走のケンタッキーダービーでは14着大敗を喫し人気急落中のタックスです。

今回ウォーオブウィル、マスターフェンサーと共に人気の一角になるであろうタシトゥスとは前哨戦となるウッドメモリアルステークスで対戦して2着に入っており、前走こそ大敗したもののこれまで6戦して崩れたのは前走のケンタッキーダービーのみで、今回は頭数も減ったことで本来の先行策も取りやすいのではないかと思われます。

せん馬の優勝は2011年のルーラーオンアイスが最後で、2番手追走から直線で先頭に立ち、後続の追い上げを振り切り10番人気の低評価を覆しての優勝でした。先行力のあるタックスの台頭にも期待して、今回は穴でタックスを狙ってみたいと思います。