【天満橋ステークス予想2025】鳴門S組からの好走再現なるか、データで浮上する1頭とは?

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今週日曜の阪神10レースでは、ダート1400mで行われる4歳以上3勝クラスのハンデ戦「天満橋ステークス」が開催される。

過去4年の傾向を見ると、逃げ馬の勝利例はないものの2着2回と健闘しており、先行馬に限れば4勝・2着1回と、連対馬8頭中7頭が前々でレースを運んだ馬だった。明らかに「前有利」の傾向が強く、展開を味方につけられるタイプの評価は高まる。

ローテーション面では、前走・鳴門ステークス組が3度の連対と好相性。今年の登録馬で該当するのは、フェルヴェンテのみ。鳴門ステークス3着からの叩き2戦目で、トップハンデの57kgを背負っての出走となるが、好傾向に合致する臨戦過程であり、馬券に加えておきたい一頭だ。

血統面では、ドレフォン産駒とマジェスティックウォリアー産駒が安定した成績を残している。ドレフォン産駒は過去2戦2勝、マジェスティックウォリアー産駒は1勝・3着1回。今年はマジェスティックウォリアー産駒の出走はないが、ドレフォン産駒が2頭登録されている。

1頭目はツークフォーゲル。2勝クラスを勝ち上がっての昇級初戦となるが、5か月の休養明け。ハンデは56kgで、鞍上には短期免許で来日中のシュタルケ騎手を迎える。人気薄が予想されるが、一発の可能性を秘めている。

2頭目はローズスター。今回は休み明け3戦目で、トップハンデ57kgを背負うことになる。楽な条件ではないが、阪神ダートでは【1戦1勝】、2か月以上の休み明けでも【0-1-0-1】と大きく崩れていない点は評価できる。管理する上村厩舎は、ベラジオオペラでの大阪杯制覇、アルマヴェローチェでの桜花賞2着と、この春の活躍が光っており、厩舎の勢いも無視できない。

データ、血統、ローテーションの観点から見ても、前に行けるタイプが優位なレース構造が浮き彫りになっている。人気馬だけでなく、展開の恩恵を受ける伏兵にも十分に警戒が必要だ。