現スタンド最後の天皇賞春が終了、来年は阪神開催か

現スタンドでは最後の開催となった天皇賞春。京都競馬場は11月からスタンドの改修工事に入り、2023年3月まで休止となる。同競馬場は開設100周年を迎える2025年の記念事業の一環として、スタンド改築をはじめ、厩舎、馬場を含めた施設全体の一体的整備工事に着手することを2019年6月に発表。

ゴール付近にあるメインスタンド、グランドスワンの改築をはじめ、1999年に完成したもう一つのスタンド、ビッグスワンも内装や設備などが改修され、円形のパドックも楕円形に変更される予定となっている。

天皇賞春や菊花賞などの伝統のレースはこの間、他の競馬場で行われることになるが、菊花賞は1979年、天皇賞春は1980年と1994年に阪神競馬場で行われていることから、代替開催となる競馬場は阪神競馬場が有力とされている。残念ながら現スタンド最後の天皇賞春は無観客競馬となってしまったが、生まれ変わった新しい京都競馬場で開催される頃には、大勢のファンで賑わっているに違いない。