【日経新春杯2018予想】有力馬3頭の激戦!ミッキーロケット連覇なるか?

14日(日)は京都競馬場で「日経新春杯」が開催されます。年始に行われる伝統の古馬中長距離重賞でありながらハンデ戦という馬券的にも難しいレースです。

今回は有力馬たち3頭をピックアップしてみました。

ミッキーロケット(牡5)

今年の優勝候補の最右翼と目されているのは昨年の覇者・ミッキーロケット。昨年に同競走を勝った際は「いよいよG1獲りか」と思わせてくれましたが、結局G1は取れず仕舞いでした。

春は大阪杯7着、宝塚記念6着、秋は天皇賞秋で12着とG1戦線ではイマイチの成績ですが、秋初戦の京都大賞典で4着、前走の中日新聞杯では2着と少しずつ調子を取り戻してきております。今回は実績のある京都が舞台ということで1年ぶりの勝利で連覇達成も十分に可能です。

前走の中日新聞杯ではスローペースの中で4コーナーでやっと仕掛け、直線でジリジリと伸びて何とか2着まで上がっていったというレースでした。仕掛けるのが少々遅かったようにも思えますが、2000mは少々短かった印象もあるので、2400mへの距離延長は好材料でしょう。

ハンデが鍵とはなりますが、メンバーもさほど脅威となりそうな相手もおらず、前走の中日新聞杯ではトップハンデを背負いながら2着に健闘していることからも、そこまでハンデは苦にならないでしょう。さらに左回りから右回りへも好材料で、冬場に良績が集中していることからも稼働期のこの時期は狙いたいところです。大崩れがない京都コースで1年ぶりの勝利を目指すミッキーロケットに注目です。

ソールインパクト(牡6)

アルゼンチン共和国杯2着のソールインパクトは予定通り日経新春杯へと駒を進めてきました。前走のアルゼンチン共和国杯では中団5番手から競馬を進め、直線手前から上がっていっての2着でした。勝ち馬のスワーヴリチャードには差をつけられましたが、3着以下の後続はそこまで詰めてこず、楽に2着を確保。格上挑戦で善戦できたことは良い兆しですし、2400mを超える距離では成績が安定しているステイヤータイプのこの馬なら、ここでも勝ち負けするでしょう。

厳しいハイペースの中を後方から捲り気味にあがっていった去年の七夕賞で3着、前の2頭が差をつけて先行していき3頭目以降はスロー気味だったアルゼンチン共和国杯で2着と、流れを問わず自分から動いていける脚質を備えている点は高く評価したいと思います。前走は53kgと軽ハンデの恩恵があったことも大きかったかもしれませんが、能力拮抗のハンデ戦で何が起こるかわからないような状況の時ほど、この馬の自在性は生きてくるに違いないでしょう。

モンドインテロ(牡6)

去年の日経新春杯3着のモンドインテロは今年も参戦。コース適性の高さは間違いないだけに、上位争いへと絡みそうな一頭です。前走のチャレンジカップでは勝ち馬のサトノクロニクルから0.1秒差の4着という惜敗に終わりました。上がり3ハロン最速の脚は見応えがありましたが、結局スローの中で序盤の位置取りが良くなく、その差が着順に響く結果となりました。

2走前のオールカマーでも同じく後方から進めましたが、前が有利な展開となり9着に敗退と残念な結果となりました。G2で3着に2回入っており重賞を獲っていてもおかしくない馬ですが、自分の競馬が出来なかったり惜しいレースが続いております。メンバーが落ちる今回は重賞初制覇の大きなチャンス。陣営としてはぜひとも勝っておきたいところでしょう。

G1や条件クラスなど、さまざまな路線から集まった馬たちが激突する伝統のハンデ重賞「日経新春杯」は、2018年1月14日(日)に京都競馬場で15:45発走予定となっております。