【青葉賞2019予想】高配当を演出する穴馬はこの馬だ!

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いよいよクラシックの最大イベント、「ダービー」まで一ヶ月となりました。その最重要トライアルである「青葉賞」が27日、東京競馬場で行われます。ダービーと同じ条件ということもあり、皐月賞に間に合わなかった素質馬が集結するトライアルですが、これまで当レースからは1頭もダービー馬が出ていません。

ただ、ここ10年を見てみても、11年と12年と青葉賞を勝ったウインバリアシオンとフェノーメノが共にダービーで2着となりましたし、13年2着のアポロソニックがダービー3着、17年1着のアドミラルがダービーで1番人気に推され3着、昨年は2着のエタリオウがダービーで4着と勝てないまでもダービーで上位に来る馬がしっかり登場しております。

そんな遅れてきた素質馬を見つけることが青葉賞の馬券の鍵と言ってもいいかもしれません。そこで今回注目しているのがセントウルです。

セントウルは、前走の毎日杯で12着と惨敗しております。今回の出走馬16頭の内、13頭が前走で連対しており、残り2頭も前走は3着と6着なので、出走馬の中では前走成績が飛び抜けて悪い成績となっています。そのぶん今回は馬券的な妙味はたっぷりの1頭となりそうです。

2頭前のアイビーステークスでも6着に敗れておりますが、勝ち馬は桜花賞・3着のクロノジェネシスで、牝馬クラシック路線の有力馬として注目されている1頭です。2着だったコスモカレンドゥラはG1ホープフルステークスで4着、3着のエメラルファイトはスプリングステークスを優勝しておりますから、なかなかハイレベルなメンバーであったと言えるでしょう。加えて5着のトーセンカンビーナと7着のカウディーリョとは差のない競馬をしており、いずれも今回の青葉賞にも出走しております。

トーセンカンビーナは、前走のアルメリア賞で上り最速の2着、そしてカウディーリョは前走の山吹賞で同じく上り最速で1着となりました。青葉賞でもそれなりの人気を集めそうです。トーセンカンビーナは、今回青葉賞で人気になりそうなアドマイヤスコールと2走前のセントポーリア賞でハナ差の競馬をしています。さらに、山吹賞ではカウディーリョに勝てなかったマコトジュズマルとバラックバリンカも出走してきております。この2頭は近走成績が安定しているので、いずれも伏兵という立場には変わりはないものの、警戒したい馬たちでもあります。

力関係を比較していくとどんどん複雑にはなっていきますが、要は人気が落ちるであろうセントウルと差のない競馬をした馬はレベルが高く、今回の青葉賞で有力となりそうな馬とも差がない競馬をしているので、相対的に見ればセントウルも浮上のチャンスは十分にあり得ると言って良いのではないでしょうか。

さらに、前走はセントウル自身3ヶ月の休み明けでしたが、今回は2走目の上澄みも見込める点や、鞍上が昨年初来日し勝率16%、3着内率40%近くの成績を残したアヴドゥラ騎手に乗り替わるというメリットもあります。

ということで今年の青葉賞は、相対的に浮上した上澄みたっぷりのセントウルが、ダービー切符と高配当を演出するのプレゼンターになってくれると期待したいと思います。