【京都大賞典2017】“大穴”は近走で長距離適性を見出したあの馬?

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秋の古馬中距離路線、天皇賞とジャパンカップへの重要レースである京都大賞典が3日開催の最終日に京都競馬場で行われます。

残念ながらG1馬の出走はなかったものの、G1・2着の実績のある馬がカレンミロティック、サウンズオブアース、スマートレイアー、シュヴァルグラン、フェイムゲーム、ラストインパクトと6頭もいますし、その他にもミッキーロケットやマキシマムドパリなどG1で上位進出を果たしたことのある実績馬が揃いました。

ただ、それでもG1を勝ち切れていないという点がポイントで、それらの多くの馬達が、数か月の休みを取って秋に向けての初動が京都大賞典ということで、仕上がり具合が心配になるところでもあります。そうであれば、G1の実績のない馬でも通用する可能性も十分にあるということです。そこで穴馬として注目したいのが7歳馬バロンドゥフォールです。

バロンドゥフォール、2600mで2連続掲示板!7歳馬にしてついに本領発揮か?!

バロンドゥフォールは、ディープインパクト産駒の7歳のセン馬でデビューから4戦連続1番人気を果たしたほどの評判馬でした。ところが、3歳時は重賞戦線に出走するところまではいけずに、古馬になってようやくオープンに上がったものの、ここ2年はオープンとG3戦に12戦出走し、最高着順が前走オープンの丹頂ステークスの3着のみという結果に終わっています。

随分格下で実績もないバロンドゥフォールですが、今回はこの馬の距離適性に注目。3走前までは2000m路線を中心に結果がでてなかったのですが、2走前に距離が2600mの札幌日経オープンに出走したところ、メンバー最速の上りで5着となり、前走の丹頂ステークスでは再度メンバー最速の上りで3着まで食い込み、約2年2ヶ月ぶりに馬券圏内に入ったのです。

ここ2走を見る限り、この馬の適性は、それまでにメインとして走っていた2000m路線ではなく、実は長距離に適性があったのかもしれないと思わせるのに十分なものでした。7歳にしてようやく長距離向きの距離適性がわかったのです。

ということで、今回2400mの京都大賞典では、7歳にしてようやく長距離適性の判明したバロンドゥフォールが、その適性力で実績馬達に食い込んでくると予想して勝負をしたいと思います。