【日本ダービー2016予想】侮れない青葉賞組!初のダービー馬誕生なるか?!

都内の主要都市駅も日本ダービーの広告一色となり街はダービームードが高まってきました。競馬の最高峰のレースと言われる日本ダービーはいよいよ来週の29日(日)に開催です。

今年は皐月賞のレースを見てもわかるように、何と言っても3歳馬のレベルが高い!昨年2歳王者で弥生賞2着馬のリオンディーズに、弥生賞の勝馬で皐月賞2着馬のマカヒキ、そしてきさらぎ賞の勝馬で皐月賞3着馬のサトノダイヤモンド。皐月賞ではこの3頭が「3強」とうたわれており、武豊騎手が手綱を握る良血エアスピネルにオッズで大きく差を付けるほどの人気ぶりでした。

しかしクラシック一冠目を手にしたのは8番人気の伏兵ディーマジェスティでした。2着以下はマカヒキ(2着)、サトノダイヤモンド(3着)、エアスピネル(4着)、リオンディーズ(5着)と人気上位が掲示板を独占していることからも皐月賞は相当レベルの高いレースだったことがわかります。ハイペースで流れたレースでマカヒキよりも先に抜けだして0.2秒差をつけて勝利したディーマジェスティも高く評価できます。ハイレベルな皐月賞の上位組が集まる今年の日本ダービーは例年にも増して楽しみなレースとなっております。

侮れない青葉賞組!今年こそジンクスの壁を打ち破れるか?!?!

さて、そんな中で筆者が密かに注目しているのがもう一つのダービートライアル組「青葉賞組」です。青葉賞は1~2着に日本ダービーの優先出走権が与えられるのですが、青葉賞から進めてきた馬で日本ダービーを勝った馬は0(ゼロ)!過去10年の青葉賞組の成績は「0-3-2-10」と馬券にはよく絡んではいますが、勝ちきれない傾向を通り越えてもはやジンクスになりつつあります。今年もハイレベルな皐月賞組に圧倒されそうな気配が漂いますが、こちらも負けじと例年以上に期待馬が多数出走しております。

青葉賞を1着で優先権を獲得したのはディープインパクト産駒のヴァンキッシュランです。ダービーと同じ東京の2400mを2勝(内1勝は2着に降着)しておりコース適性の高さは魅力です。2000mより上の距離を走っておらず距離適性が分からない皐月賞組よりは適性の面では有利と見てよいでしょう。

青葉賞の2着は長距離&高速決着に強いゼンノロブロイ産駒のレッドエルディスト。青葉賞では厳しい流れで差しが嵌った面はありますが、上がり最速の脚で2着と健闘しています。長く脚を使って全体上がりが速くなるレースは向いてそうで、個人的にはダービーよりも菊花賞の方が期待したい一頭ですね。

青葉賞の4着はセレクトセールで2億円近い値をつけた良血馬プロディガルサンです。青葉賞は約5ヶ月ぶりのレースでプラス8kgとブランクの影響もありそうでしたので、2走目となるダービーはパフォーマンスをあげてきそうです。金子真人ホールディングスからはこのプロディガルサンに加えてマカヒキ、マウントロブソン、そしてイモータルと驚きの4頭出しとなっております。マカヒキが皐月賞の上位組で有力候補の一角ですが、プロディガルサンも潜在能力は一級品です。田辺裕信騎手との新しいコンビにも期待です。

他にも、逃げてレースを面白くしてくれそうなマイネルハニー(青葉賞8着)などがおり、今年のダービーはレースを面白くさせる要素が盛りだくさんとなっております。皐月賞の上位組を破る存在が今年こそ青葉賞組から出てくるのか?それとも皐月賞の上位組が格の違いを見せつけるのか?今年は例年にも増して見どころの多いダービーとなりそうです!