【高松宮記念2025予想】1番人気が8連敗中、大波乱もありうる難解な一戦を制すのはどの馬だ?

日曜の中京メインレースは芝1200mの古馬G1「高松宮記念」が開催される。

過去の傾向を見ると、1番人気は2016年のビッグアーサー以来勝利がなく8連敗中。昨年の1番人気馬ルガルも10着に敗れているように上位人気馬の信頼度は低め。今年の1番人気想定は、悲願のG1制覇を狙うナムラクレアが最有力。前走の阪神カップを勝利し、ルメール騎手とのコンビで挑む予定だが、データが示す1番人気の連敗を阻止できるかに注目だ。

また、このレースでは過去10年間で連覇を果たした馬がいないのも特徴。昨年の勝ち馬マッドクールにとってはデータ的に厳しい壁となる。ただし、騎乗予定の坂井瑠星騎手は中京競馬場のG1で好成績を収めており、レモンポップとマッドクールで連勝中。今回のレースでも好騎乗を見せ、マッドクールの連覇という記録を更新できるかにも注目したい。

さらに、スプリンターズSの勝ち馬がこのレースで結果を出せていない一方で、前年のスプリンターズS2着馬が3勝を挙げている点は見逃せない。今年の該当馬はロードカナロア産駒のトウシンマカオ。香港スプリント8着以来の実戦となるが、実績上位ながら人気の盲点になる可能性があり、データ的にも狙い目の1頭といえる。

また、過去10年で最多の5勝を挙げているローテーションがシルクロードS組。今年の該当馬はエイシンフェンサーのみ。鞍上の川又賢治騎手にとっては、初のG1制覇が懸かる一戦だ。そこまで人気にならないことが予想されるだけに、トウシンマカオとともに馬券に加えておきたい。