重賞がなくても見応え充分!日曜中山にぜひ足を運んでもらいたい理由とは?

今週はJRAの大阪杯に加えドバイミーティングの開催もあるため、クラシックを目前に控え、先週以上の盛り上がりを見せる週末になりそうです。先週は真冬並みの冷え込みがあったり、関東でも雪が降るなど不安定な天候でしたが、一転して今週は桜も花開き一挙に春本番といった装いです。PAT全盛の昨今ではありますが、春めいた環境でたまには生で競馬観戦というのも良いのではないでしょうか。

とは言えG1開催は大阪とドバイの話であり、関東圏のファンにとってはわざわざ足を運ぶほどのレースがないと思われるかもしれません。そこで今回は、ぜひ生で見ていただきたいレースをご紹介いたします。

日曜中山10Rに組まれている伏竜ステークスは3歳ダートの登竜門的オープンで毎年定番となっています。このレースの見どころは、昨年の全日本2歳優駿勝ち馬のルヴァンスレーヴと2着のドンフォルティスが揃ってここから始動する点にあります。前走までお互い無敗馬同士とハイレベルなライバル関係が築かれている2頭です。

また、どちらとも主戦騎手がドバイ遠征のためルヴァンスレーヴはM. デムーロ騎手から内田博幸騎手へ、ドンフォルティスは武豊騎手から石橋脩騎手へ乗り替わりとなっています。特に内田博幸騎手はノンコノユメで久々のG1勝利を飾り、皐月賞もタイムフライヤーで内定しているなど、今年運気の上昇している騎手の一人です。

今週の中山は土曜日にダービー卿チャレンジトロフィーが開催されるため、日曜日は谷間の開催となり比較的混雑もしないと思われます。気が早すぎるかもしれませんが、ひょっとしたら来年以降第一線で活躍することになるであろうこの両馬をパドックでゆっくり見ることの出来る数少ないチャンスかもしれません。

出世前の名馬と言えば、特に目当てだったわけではありませんが、たまたまエルコンドルパサーの新馬戦を生で観戦する事ができましたが、当時のことは鮮烈な記憶として残っています。Youtubeやグリーンチャンネルなど、レース映像の確認には不自由しない時代になりましたが、心に残るのは肌で感じた現場の空気なのかもしれません。遠方のファンは簡単には行かないでしょうが、PAT派の方もたまには競馬、生でみてみませんか?