【注目新馬】6頭立て少頭数開催、良血VS期待馬の一騎打ちか

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競馬界が以前と比べてドライになったと言われるのが騎乗依頼に関してではないでしょうか。デビューから引退まで同じ騎手とのコンビを貫き通すとなると、テイエムオペラオーの和田騎手やディープインパクトの武豊騎手など、ファンとしては負けたレースも含めて印象に残ることが多いですが、最近の傾向としては春・秋のG1シーズンとともに短期免許で訪日する外国人騎手が多数集まるため、芽の出ていない期待馬の乗り替わりというのは自然な流れと言えるかもしれません。

そんな苦戦の続く日本人騎手の中でも昨年秋から今年にかけて異色と言える存在感を示し、代打の切り札的活躍を残しているのが池添騎手です。昨年秋にはインディチャンプでマイルチャンピオンシップを勝利し、今年の安田記念では主戦のルメール騎手がアーモンドアイ騎乗ということで高松宮記念に続いての騎乗となったグランアレグリアで見事1着という結果を出しています。また、勝ち星以外にも宝塚記念では人気薄モズベッロで3着など、穴馬騎乗時にも要警戒の騎手となっています。

そんな池添騎手も三冠をともにしたオルフェーヴルのフランス遠征時にスポットで乗り替わられる苦い経験を味わっており、代打での勝利もさることながら、自身のお手馬でのG1制覇も望んでいるのではないでしょうか。

そこで今回注目したいのが、日曜函館メイクデビューでコンビを組むアランデルです。美浦・大竹厩舎所属のハービンジャー産駒で、馬主はシルクレーシングと、デビューから長く主戦を務めたブラストワンピースと同じ組み合わせとなっています。

今回最大のライバルとなりそうなのが、ディープインパクト産駒で母ヒストリックスターのアークライトです。桜花賞馬ハープスターの全弟にあたる競走馬で、美浦・藤沢厩舎所属となり、ルメール騎手とのコンビで挑みます。

アークライトはキャロットファーム良血馬、アランデルもPOG雑誌などでカラー写真で紹介される評判馬ということを受けてか、レースは6頭立ての少頭数での開催となりました。果たして誰が勝ち上がり、今後の重賞戦線に名乗りを上げてくるのか。見ごたえのあるレースを期待したいですね。