季節を感じさせる3つの重賞競走

今週はGⅠのチャンピオンズカップを含め重賞が3鞍行われる。12月3日の土曜日は中山11RでステイヤーズSと、中京11R金鯱賞。そして12月4日の日曜日には中京11RではGⅠチャンピオンズカップの開催がある。チャンピオンズカップでは有力馬の鞍上交代などがあり、それがどう出るかが見どころ。

中央競馬では中央開催とローカル開催がある。中京はローカルではあるが、1年に2回GⅠの開催がある。高松宮記念(芝1200m)と今週のチャンピオンズカップ(ダート1800m)の2回だ。その他のGⅠは全て中央開催であり、ローカルで開かれているのは中京だけ。最も中央開催に近いのが中京競馬。その他のローカル開催と比べると雰囲気が少々変わる。競馬場の改修も要因の一つだろう。ローカル競馬場の中で唯一最後の直線に本格的な急坂が待っている。ここが他のローカル競馬場とは大きく違うところ。

その中京競馬場では先述の通り土曜日にも重賞競走・金鯱賞(芝2000m)が行われる。中京競馬場の中でも名物重賞で過去にはサイレンススズカが大逃げを圧勝で決めたレース。あの頃は春の開催だったが、今年は冬の開催。金鯱賞はコロコロ開催時期が変わる。

そして、同じく土曜日には中山の12月の名物レース、芝3600mのステイヤーズSが行われる。ステイヤーズSはずっとこのタイミングで行われている。ステイヤーズSの季節がやってくるともう12月か早いなと感じる。季節を感じる事の出来る重賞競走はそんなにたくさんはない。

代表的なのは年末を締めくくる有馬記念。それも今年が最後になり、来年からはホープフルステークスが締めくくる。現在GⅠ格上げの申請中であり、今年の出走馬のレーティングにより成否に係る。有馬記念より後にGⅠが来ることに賛否両論あるが、地方競馬も嗜むファンにとっては東京大賞典とのレース間隔こそが問題と成るかもしれない。

ひとまず12月を迎える金鯱賞、ステイヤーズS、チャンピオンズカップを楽しみにしたい。