【JRAヴィクトリアマイル2025予想】上位人気に死角アリ?波乱の火種は外国人ジョッキー

記事「【JRAヴィクトリアマイル2025予想】上位人気に死角アリ?波乱の火種は外国人ジョッキー」のサムネイル画像

日曜の東京メインは芝1600mのG1「ヴィクトリアマイル」が開催。

昨年は14番人気のテンハッピーローズが激走し、津村騎手にとっても嬉しいG1初制覇となった。今年もメンバー構成から混戦が予想され、再び波乱の決着となる可能性は高い。

2019年にレーン騎手がノームコアで勝利して以降、外国人騎手は毎年のように馬券圏内に好走しており、今年も彼らの手綱捌きには要注目だ。

主役候補として注目を集めるのは、ダイワメジャー産駒の4歳牝馬・アスコリピチェーノ。鞍上は主戦のルメール騎手。前走はサウジ遠征で復活の勝利を挙げており、2歳女王の実績に加え、東京芝1600mとの相性の良さも強調材料。G1奪還へ向けて、陣営の本気度は高い。

勢いを持ってG1の舞台に挑むのが、デクラレーションオブウォー産駒の5歳牝馬・シランケド。紫苑ステークス3着後は秋華賞の出走を逃したものの、自己条件から3連勝で中山牝馬ステークスを制した。コンビを組むデムーロ騎手は久々のG1タイトル獲得を狙っており、充実一途の今ならチャンスは十分ある。

波乱の火種となり得るのが、先週のNHKマイルカップで3着に好走したD.ディー騎手の存在だ。今回はドゥラメンテ産駒の4歳牝馬・ミアネーロに騎乗予定。東京芝コースはオークス以来となるが、ここ2戦は人気を背負って凡走しているだけに、人気が落ちる今回は逆に狙い目となる。

また、中内田厩舎の2頭出しも見逃せない。金鯱賞を制したクイーンズウォークは当然人気の一角となるが、もう1頭のアルジーヌも侮れない。前走の阪神牝馬ステークスでは休み明けながら2着に好走。今回が東京芝初挑戦となるが、レーン騎手との新コンビで一発を狙える下地は整っている。

例年、波乱含みの結末が多いヴィクトリアマイルでは、実績だけでなく勢いや臨戦過程が好走のカギを握る。上位人気だけにとらわれず、伏兵の台頭にも目を向けることで高配当を手にできるチャンスが広がる。今年もまた波乱と興奮に満ちた一戦となることは間違いない。