【東京ダービー2025予想】羽田盃圧勝のナチュラルライズに挑む地方勢と中央新星

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11日(水)に大井競馬場で行われるのは、ダート2000mで争われる3歳ダート二冠目のJpn1「東京ダービー」である。昨年は三浦騎手騎乗のラムジェットが優勝し、今年も中央勢が連覇を果たすのか、あるいは地方勢が意地を見せるのか、注目の一戦となる。

一冠目の羽田盃を圧勝したキズナ産駒のナチュラルライズは、京浜盃との連勝で勢いに乗っており、今回も最有力候補に挙げられている。左回りの川崎競馬場では敗れているが、得意の右回り・大井でのレースに戻る今回は高い評価を受けている。

中央からの参戦で注目を集めるのは、ユニコーンステークスを勝ち、優先出走権を得たリアルスティール産駒のカナルビーグルである。開業間もない佐藤調教師にとっては大舞台への挑戦となり、騎乗予定の吉村騎手とともに初タイトル獲得を狙う。同じ父を持つフォーエバーヤングは海外含めG1・4勝の実績を有しており、その後を追う存在になれるかが見どころだ。

地方勢で注目を集めるのは、大井所属のホッコータルマエ産駒ナイトオブファイアである。ここまで6戦4勝と安定した戦績を残しており、羽田盃ではナチュラルライズに完敗したものの2着を確保。距離延長となる今回、逆転の可能性を秘めている。

道営所属のレッドベルジュール産駒ウィルオレオールは、京浜盃で6着に敗れたものの、続く北斗杯で2着に巻き返した。母の父には1996年の日本ダービー馬フサイチコンコルドがおり、血統的な魅力も十分。一発の可能性を秘めたダークホースといえる。

さらに船橋からはレインボーライン産駒のケンシレインボーが出走を予定している。母の父にダービー馬メイショウサムソンを持ち、血統背景ではウィルオレオールと共通点がある。勢いそのままに、ここで重賞初制覇を果たすかが注目される。

今年の東京ダービーは中央勢の勢いと地方勢の意地がぶつかる熱戦となることは間違いない。頂点をつかむのはどの馬か、大一番に期待が高まる。