【東京ジャンプS予想2025】3連覇狙うジューンベロシティに立ちはだかる波乱ムード

今週土曜東京4レースに組まれているのは、芝3110mで行われる障害G3の東京ジャンプステークス。今年はフルゲート14頭に対して登録は12頭となっており、登録全馬が出走可能な状況だ。
過去5年の傾向では4番人気から6番人気の馬が1勝・2着3回と中穴勢が好走しており、2020年には10番人気のラブアンドポップが勝利するなど、波乱含みのレースとなっている。今年は2023・2024年と連覇しているロードカナロア産駒の7歳牡馬ジューンベロシティが出走を予定しており、3連覇がかかる注目の一戦となる。
同じく昨年の2着馬であるロスコフも出走を予定しており、上位勢の実力は十分だが、1番人気馬の勝利が2021年のスマートアペックスまで遡るというデータもあり、順当とはいえないレース傾向が不安要素となる。
障害重賞らしく高齢馬の活躍も目立つレースで、今年もベテラン勢が出走を予定。中でもステイゴールド産駒の10歳セン馬スヴァルナは、前走の休み明け初戦で6番人気4着と善戦しており、叩き2戦目の今回はさらなる前進が期待される1頭だ。
一方、ダイワメジャー産駒の9歳セン馬ホッコーメヴィウスは、落馬や出走取消などでリズムを欠いているものの、東京ハイジャンプでマイネルグロン相手に逃げて2着に粘るなど過去にはハイレベルな競馬を見せている素質馬だ。今回は10か月ぶりの実戦復帰となるが、条件が揃えば穴馬として非常に魅力的な1頭と言えよう。