【東京新聞杯2016予想】4歳馬が上位人気となりそうだが7歳馬マーティンボロが左回りで実力を発揮する!

GⅠ馬で香港マイルでも好走したダノンプラチナを筆頭に、現在3連勝中のダッシングブレイズ、3歳時からマイル路線で古馬と戦い上位に食い込んでいるグランシルク、朝日杯FSでダノンプラチナの2着の実績のあるアルマワイオリとどちらかと言うと4歳馬が中心になりそうな東京新聞杯。

香港マイルでGⅠ級であることを証明したダノンプラチナは文句なく上位の実力でしょうが、それ以外の4歳馬はまだそこまでには達していないでしょう。となると、実績のある5歳馬以上古馬に食い込む余地は十分と言えます。その中で、注目したいのが7歳馬マーティンボロです。

マーティンボロは重賞を2勝し、一昨年の秋の天皇賞にも出走した実績馬ですが、昨年は1走のみ毎日王冠で13着、そして今年に入り京都金杯に出走し9着と、どちらかと言うと大敗が続いています。

しかし、マーティンボロが金杯後に東京新聞杯に出走することは体調などが順調である証拠と思われますのでむしろマーティンボロの実績、実力に注目する必要があると思います。重賞2勝は新潟、中京といずれも左回りです。東京は2戦してともに13着ではありますが、秋の天皇賞と毎日王冠と、あきらかに今回の東京新聞杯GⅢとはメンバーが違います。

それならば左回りでの重賞2勝というのは注目すべき要素でしょう。さらに、この馬の母はハルーワソングという馬なのですが、産駒の中にハルーワスウィートという馬がいます。マーティンボロの半姉にあたるこのハルーワスウィートというのは、あのヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナのお母さんであります。同じ東京のマイルを連覇していることからも、血統面からも東京巧者である可能性は十分あるのです。

ただ、マーティンボロの重賞の2勝は2000mですしこれまでマイル戦を勝ったことがありません。でも先述の通りヴィルシーナが勝ったのはマイルですし、東京のマイルはかねてより2000mを走れるぐらいのスタミナも必要と言われており、逆にマーティンボロにとってはぴったりの条件と言えるのです。

京都金杯でマイルを使ってきて着順こそ9着でしたが、長期休み明け2戦目、久々のマイル、馬体重+16kgだったことを考えても、今回の左回り東京のマイルというのは、かなりの上澄み、プラス面を感じるのです。

これはマーティンボロが4歳馬中心の東京新聞杯で古馬の意地を見せてくれるのではないでしょうか?