【JRA天皇賞春2023】有力馬3頭の1週前追い切り・調教内容

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長距離G1「天皇賞・春」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回は人気が予想される有力馬3頭の1週前追い切りを取り上げましたので、予想の際にお役立てください。

ジャスティンパレス(牡4、杉山晴紀厩舎)

4/19(水)栗東・CW(良)6F81.0-5F65.9-4F51.2-3F36.6-2F22.8-1F11.4(馬なり)

高倉稜騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ(レースはC.ルメール騎手が騎乗)。3歳1勝クラスの僚馬ブライトファントムを先行させ、道中は差を保ったまま折り合いに専念。4コーナーは外をまわって並びかけていくと、直線はギアを上げてしっかりと溜めた脚を発揮し、1馬身差を付けて先着しました。道中の加速ラップもキレイで、ラスト2Fのラップも11秒4-11秒4と良い脚を持続できており、ゴール後もまだまだ余裕ありと文句なしの追い切りを消化。今年初戦の阪神大賞典・1着を叩かれ、順調に良化していると見て良いでしょう。

ボルドグフーシュ(牡4、宮本博厩舎)

4/19(水)栗東・CW(良)6F82.8-3F37.5-1F11.3(馬なり)

川田将雅騎手を背に栗東CWコースで単走。終始楽な馬なり調整でしたが、身体全体を使ったダイナミックな走りながらも脚捌きは軽快。このくらいの時計はいつも軽々と出してくる馬なので時計的には目立っていませんが、促されてからの反応の速さやフットワークの素軽さは前走以上で、前走の阪神大賞典を使われた効果は大きいと判断して良さそうです。2週前は栗東坂路4F53.8-1F12.4と先週も軽め。強めの負荷はいらず、軽めの内容を入念にこなして態勢を整えてきており、高いレベルで好調をキープ出来ている印象です。

タイトルホルダー(牡5、栗田徹厩舎)

4/19(水)栗東・CW(良)6F80.3-5F64.7-3F36.0-1F11.2(馬なり)

横山和生騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。古馬オープンの僚馬アライバルを4馬身近く追走し、直線は目一杯に追われた僚馬に対してこちらは持ったままの楽な手応えで内から交わしてあっさりと突き放し、1馬身先着してゴールしました。馬なりではありましたが、動く馬と併せて時計も出しており、負荷はかけられています。日経賞からのローテーションは昨年同様で、今年もここまで順調そのもの。時計も昨年以上に速い時計をマークしてきており、オープンの相手も圧倒と好調ぶりが伝わる好内容の追い切りを消化。春の盾連覇に向けて不安材料は一切感じられません。