【アルゼンチン共和国杯2021予想】2戦の上積みが見込めるトーセンカンビーナ、石川騎手とのコンビで捲り一閃?!

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秋のG1戦線が一休みとなる今週の日曜日に、東京競馬場では古馬ジャパンカップを目指しながら中長距離重賞路線で活躍している馬達が出走するG2アルゼンチン共和国杯が行われます。

今年の出数馬は15頭で、実績最上位で昨年のアルゼンチン共和国杯を制したオーソリティを中心に、重賞勝ち馬オウケンムーン、ロードマイウェイ、北海道重賞で頑張っていたマイネルウィルトス、ディアマンミノル、アイスバブルや前走3勝クラスを勝って勢いのあるフライライクバード、アンティシペイトなどなかなか予想が難解なメンバーとなっています。

その中で注目しているのは、5歳牡馬のトーセンカンビーナです。トーセンカンビーナは、昨年のアルゼンチン共和国杯で14着と大敗し、約10か月の休みとなった前走丹頂ステークスでは8着と同じ丹頂ステークスから参戦してきた他の4頭にレースで負けています。それでも注目している理由は、長期休養明けの2戦目の上澄みがかなり大きいと思われるからなのです。

もともとトーセンカンビーナは休み明けは、結構成績がよく4勝中2勝が休み明けでの勝利なのですが、前走はさすがにこれまでより長い10か月だっただけに、馬体重もプラス14kgでこれまでの最高体重だったことを考えると、オープン戦で8着も仕方がなかったかもしれません。ただ、その分2戦目の上積みはかなり大きいに違いありません。

また昨年のアルゼンチン共和国杯で14着と大敗していますが、道中18頭立て最後方では厳しかったでしょう。その点、今回は15頭ですから仮に同じようなスタートになったとしても勝負出来ない位置取りにはならないと思われます。

さらに面白そうなのが、今回石川騎手が初騎乗となるという点です。まだ目立った成績はないものの、今年のオークスで15番人気のスライリーに乗って捲り気味に押し上げて見せ場十分の騎乗を見せてくれました。同じコンビで秋華賞でも15番人気ながら5着に持ってくるなど思い切った騎乗を見せてくれています。

トーセンカンビーナがこれまで一番いい競馬をしたのは、昨年の春の天皇賞で、捲り気味に進出してあのフィエールマンから0.7秒差の5着となりました。石川騎手の思い切った騎乗がトーセンカンビーナの素質を呼び起こす作用があるのではないかと感じます。

ということでアルゼンチン共和国杯は、2戦目の上澄みが大きいトーセンカンビーナが石川騎手とのコンビで思い切った捲り一閃を見せてくれることに期待して応援したいと思います。