トリオンフ引退、乗馬に

2020年一発目の重賞「中山金杯」を勝利したトリオンフ(セ6、須貝尚介厩舎)が、23日付けで競走馬登録を抹消し、現役を引退したことが明らかになった。同日、JRAが公式ホームページで発表した。今後は、北海道虻田郡洞爺湖町のレイクヴィラファームで乗馬となる予定。

トリオンフは2016年に函館でデビュー。デビュー3戦目のこぶし賞はイレ込みが激しく7着に敗れ、その後陣営が去勢手術を決断。以降は気性の悪さが解消され、能力を発揮できるようになった。

順調に勝ちを積み重ね、4歳となった2018年の小倉大賞典を勝利し、重賞初制覇を果たした。その後は2000mの重賞を主戦場とし、2018年の小倉記念で重賞2勝目をあげた。しかし、その後屈腱炎を発症し休養。約1年4ヶ月の長期休暇を経て、2019年のチャレンジCで復帰を果たし、2着に好走した。叩き2戦目となった2020年の中山金杯で復活Vを果たし、重賞3勝をあげた。今後も重賞戦線での活躍が期待されたが、中山金杯の勝利を最後に現役引退となった。なお、引退理由については明かされていない。

トリオンフは父タートルボウル、母メジロトンキニーズ、母父ダンスインザダークという血統。通算成績は18戦7勝、うち重賞は3勝。トリオンフ号、お疲れさまでした。