【JRA七夕賞2021予想】トラストケンシン、恵みの雨を味方に完全復活へ

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梅雨も終わるかという時期に大雨で大きな被害がでてきています。これ以上被害が出ないことを祈りつつ、これまで被害のでた地域の方々にお見舞い申し上げます。

週末の福島競馬場では名物ハンデ重賞の七夕賞が行われます。ハンデ戦で小回りと言うことに加え、この時期の天候状況で左右されることもあり、荒れる重賞として知られています。今年も波乱を感じさせるメンバー構成となっており、伏兵の台頭も十分ありそうです。

そんな中で注目しているのは、6歳牡馬のトラストケンシンです。

トラストケンシンは、前走の目黒記念を11番人気で9着敗退。今回は4月に復帰して叩き3走目となります。ここ7戦馬券圏内に来れておらず、人気は前走同様の人気となりそうです。同じハンデ戦でも今回相手関係は随分楽になるはずです。ハンデは据え置きの52kgなので、これは大チャンスかもしれません。

週末は高確率で不良馬場となりそうな点も好材料。昨年6月の江ノ島S・4着がこの1年の中で最高着順でしたが、同レースは昼まで雨が続いた影響で不良馬場となり、かなり時計のかかる馬場でした。レースはほぼ最後方から上り最速、かつ2番目の馬より0.5秒も速い末脚を発揮しています。

キャリア全3勝のうち2勝は2400m以上ということで、スタミナも十分。ペースが流れやすい福島コースで、今年は先行馬が多め、タフな馬場でとなれば先行激化となる可能性は高そうです。近走は着順こそ悪いですが、上がりは悪くありません。2走前の美浦Sはハイレベルなメンバーの中、絶望的な位置から上がり最速で追い込んで僅差の5着に善戦。前走の目黒記念も、スローペースをほぼ最高峰から追い込んでの9着ならそこまで悲観する必要はないでしょう。軽ハンデで無欲の追い込みに徹すれば、馬券圏内は十分可能であると感じます。

長いスランプから復活気配のあるトラストケンシンが、最軽量ハンデによる斤量差を活かして、完全復活を果たしてくれることに期待したいと思います。