【UHB杯2025予想】1番人気不振の波乱レース、4歳牝馬勢の動向がカギを握る一戦
今週日曜の函館メインレースは、芝1200mで行われる3歳以上3勝クラスのハンデ戦「UHB杯」。
このレースは波乱傾向が強く、過去の傾向からも一筋縄ではいかない。2021年はダート1700mで施行されたため、芝で実施された2020年および2022年から2024年の計4年を対象にデータを見てみると、1番人気馬はすべて着外に敗れている。また、2020年には二桁人気の馬が馬券圏内に入り、単なる実績や人気だけでは決めきれない一戦となっている。
今年の想定1番人気は、ミッキーアイル産駒の4歳牝馬ナムラローズマリー。鞍上には、宝塚記念をメイショウタバルで制した武豊騎手が予定されており、注目度は高い。しかし、過去のデータを踏まえると、人気馬が必ずしも信頼できるとは限らず、過信は禁物だ。
好材料が揃っているのは関東馬だ。とくに5番人気以内に支持された関東馬は好走率が高く、アメリカンペイトリオット産駒の5歳牝馬エコロレジーナがその代表格となる。前走の駿風ステークスで3着に好走しており、ここでも上位争いが期待できる。
また、前走フリーウェイステークスで9番人気ながら5着に健闘したのが、エピファネイア産駒の4歳牡馬オーサムストローク。今回も藤岡祐介騎手とのコンビで挑む予定で、安定した末脚を武器に上位進出のチャンスがある。
さらに、昇級後も崩れずに走っているデクラレーションオブウォー産駒の4歳牝馬レオテミスも侮れない。3着、5着と着実に結果を残しており、関西馬ながら実力は確かだ。
全体的に見ると、近年は4歳馬、特に牝馬の好走が目立つ。ナムラローズマリー、エコロレジーナ、レオテミスといった牝馬勢が鍵を握ることは間違いなく、レースの流れを大きく左右する存在となりそうだ。波乱含みの一戦だけに、人気にとらわれず、実力と適性を見極めることが馬券攻略のカギとなる。