競馬アニメ「ウマ娘 プリティダービー」が2018年放送!

「みどりのマキバオー」「ダービージョッキー」「優駿の門」「スピーディワンダー」など、これまで数多くの競馬漫画がヒットしてきました。中でも筆者のお気に入りはギャグマンガ界では有名なつの丸先生による作品「みどりのマキバオー」です。友情、努力、勝利に古典的ながらも色あせないギャグ漫画は当時中高学生だったころの筆者には最高の娯楽であったと同時に、競馬の面白さに目覚めていくキッカケとなった作品でもありました。

「みどりのマキバオー」は漫画家最大の目標であるアニメ化も実現した唯一無二の競馬マンガですが、なんと来年2018年にみどりのマキバオー以来となる競馬アニメがスタートするというニュースが飛び込んできました。

アニメ「ウマ娘 プリティダービー」2018年出走!

TVアニメ化が発表されているのは、もともとスマートフォン用ゲームとして発表されている「ウマ娘 プリティダービー」で、コミックやテレビアニメなど多角メディアでの展開が予定されていたメディアミックスコンテンツです。

すでに2017年3月にCygames運営のウェブコミック配信サービス「サイコミ」にて「STARTING GATE!-ウマ娘プリティーダービー-」のタイトルでゲームリリースに先駆け配信されており、すでに11話が連載されております(10/5時点)。

内容は、競走馬を※擬人化したキャラクターである「ウマ娘」が「トゥインクル・シリーズ」と呼ばれるレースでの勝利を目指すというもので、スペシャルウィークやサイレンススズカといった実名競走馬から取られたウマ娘たちが、このトゥインクル・シリーズデビューへ向けて特訓に励んでいくというもの。(※擬人化とは、人間以外のものを人物として、人間の性質・特徴を与える比喩の方法。)

近年日本では、第二次大戦中に実在した艦艇を擬人化したことで知られる「艦隊これくしょん」といったアニメや、動物を擬人化した「けものフレンズ」といったアニメなどが人気で、擬人化ブームが巻き起こっております。この「ウマ娘」もそんな擬人化ブームにのった1つのコンテンツと言えるでしょう。

話を聞いても「なんのこっちゃ??」と理解に苦しむ方も少なくないかと思われますが、要するに競走馬がデビューしてから大きなレースを優勝するまでの過程を、可愛らしい女の子に置き換えて楽しもうじゃないか!という趣旨の企画です。

公開されたキービジュアルでは「拝啓、お母ちゃん。わたし、日本一のウマ娘になりますっ!」というキャッチコピーの横に、なんとも可愛らしい女の子に変身を遂げた元気いっぱいのスペシャルウィークが描かれております。なお、メインスタッフも豪華な面々が揃っている模様。監督には「この美術部には問題がある!」などの及川啓さん、キャラクターデザイン・総作画監督には「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」などの椛島洋介さん。

また、アニメPV第1弾で使用されている楽曲「ENDLESS DREAM!!」が、2017年11月22日(水)にシングルCDとしてリリースされることも決定。アニメは2018年の放送を予定しており、ゲームがリリースされる前から様々なメディアでリリースが決定しております。

近年は競馬をテーマとした作品や商品が、漫画や、ゲーム、アニメといった様々なメディアによって展開されており、昔に比べれば競馬は幅広い年齢層の人々に親しまれるようになりました。まさか競走馬が女の子になるアニメが放送されるなんて、当時マキバオーを愛読していた頃の筆者には想像もできなかったことですが、何がキッカケであれ、筆者のように競馬の面白さに目覚めて競馬を楽しむファンが1人でも増えてくれれば一競馬ファンとしてはこの上なく嬉しい限りです。

公式サイト:アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」公式サイト