東京競馬場発大井競馬場行きの闇ビジネス

基本的に、南関東競馬とJRAの開催日程が重なる事はないように調整されているが、時期によっては南関東も日曜日開催がある。そんな時に東京競馬場で儲けた人は大井競馬場で更に儲けようと欲を出す。東京競馬場周辺には白タクが待機している。私も何度も声をかけられた事があるが、1度も相手にしていない。

東京競馬場から大井競馬場までは、1時間程度で車ならつく。電車でいくよりはかなり早い。1レースでも多く参戦したい人はこの白タクを利用する場合もある。警察も取り締まりを殆どしないのでやりたい放題だ。実際幾らなのかはわからないが、JRAで十分儲けた人が利用するので時価と言った所だろう。相場的には1万円程度ではないだろうかと思われる。正規の料金より高くなるようならわざわざ白タクなど使わないだろう。正規のタクシーを試算してみたところ1万2千円弱といった試算になった。白タク業者にしてみれば、運転するだけなのでとても美味しい仕事と言えるだろう。ただ、東京競馬場から大井競馬場まで事故なく運転すればいいのである。

これは違法ではあるが、完全な隙間産業の一つと言える。誰だってお金が増えてかなり余裕がある状態であれば、満員電車に乗るよりは、プライベート空間がある白タクの方が良い。そこで更なる勝負が待っている。東京競馬場から大井競馬場までの、白タクを使う人が減らないので今もある。大井開催がない時は今度は、東京方面に行く競馬場帰りの人をターゲットにする。普通のタクシーより高ければ乗ってくれないので料金は上手い具合に調整している。

この様に、競馬場周辺には白タクがたくさんいる。100万円位勝てば利用してみたいとは思いはするものの、そんなに勝つのは奇跡以外の何物でもない。そんな事は私の場合は起こらないので、白タクに乗る事は一生ない。実際にどんな会話が東京競馬場から大井競馬場や東京駅方面に向かう車中の中で行われているのだろうか?その答えを知っているのは豪快に勝った人のみしか知らない。