【ドバイターフ2021予想】ヴァンドギャルド騎乗のバルザローナ騎手にとっても悲願のレース

今週行われるドバイ国際競走の中で、もっとも日本馬に相性のいいレースといえるのが、ドバイターフではないでしょうか。

過去10年のデータでみると、2014年のジャスタウェイ、2016年のリアルスティール、2017年のヴィブロス、2019年のアーモンドアイと4頭の勝ち馬が日本馬となっています。特に2019年はヴィブロスがアーモンドアイの2着に入っており、日本の牝馬でワンツーフィニッシュを飾ったレースとなっています。

今年も日本馬優勢といきたいところでしたが、日本からはヴァンドギャルドのみの参戦となっており、ここ2戦で勢いがやや止まっている点が懸念材料と言えるかもしれません。鞍上はバルザローナ騎手で参戦を予定しています。

今年の登録メンバーを見渡すと、イギリス勢の布陣が強力で、距離がやや長いと目されたブリーダーズカップターフで4着に食い込んでいるロードノースには日本でもおなじみのデットーリ騎手が騎乗予定で、前走のジュベルハッタを勝利したロードグリッターズは、イギリスのオメーラ厩舎所属ながらもここ4戦はバーレーン、メイダンで結果を残しており地の利もある1頭といえます。

また1800mの距離がカギになりそうですが、芝マイル路線では大崩れがないリーガルリアリティも怖い1頭となりそうです。

今回ヴァンドギャルドに騎乗するバルザローナ騎手にとってもこのレースの勝利は悲願ともいえ、過去10年のデータでは2012年のシティースタイル3着、2018年のリアルスティール3着、そして2019年のヴィブロスでの2着と、勝利まであと一歩のところまで来ているだけに、今年はやや伏兵扱いにはなりそうなヴァンドギャルドでの参戦になりますが、どのような騎乗を見せるのか、注目したいところですね。