【チャンピオンズカップ2017予想】GⅠウィナー多数集結、チャンピオンに最も相応しいのは誰だ!

今週末から12月に入り季節も本格的に冬本番。世間はクリスマスムードをイルミネーションが彩り、競馬では開催も中山、阪神、中京へとかわり師走の様相を呈してきた。今年のGⅠも残す所あと僅かとなり名残惜しいが、今週は中央ダートの締めくくりチャンピオンズカップの開催となる。ジャパンカップダートから名称を変更し、中京競馬場へと移されてから今回で4度目を迎える。

出走馬も豪華なものとなっており、最多GⅠ勝利タイ記録保持のコパノリッキーに、ディフェンディングチャンピオンで大舞台に強いサウンドトゥルー、破竹の6連勝で昨年のJBCクラシックを制したアウォーディー、コリアカップを優勝し凱旋出走となるロンドンタウンなど、GⅠウィナーだけでも9頭も集まり、チャンピオンの名を冠するに相応しいレースとなりそうだ。

名称のみならず開催場も阪神から中京へと移されたことから、予想する上では過去データの取扱に困るレースでもあるが、今も昔も上位陣は前走JBC組かステップレースでもある武蔵野S、みやこS組が成績優秀であり、前走3着内からの好成績が目立ち、とくに着外から馬券に絡むとなると非常に厳しいというのは変わっておらず、トップクラスを決める戦いに紛れは少ないようだ。

ローテーションとして確立されきっており、チャンピオンズカップを視野に入れた有力馬は前述の通り前走はJBC、武蔵野S、みやこSを走ってくることがほとんどのため前走どこを走ったかというよりは、どう走ったかが重視されると見ていい。

ちなみにジャパンカップダート含む過去10年で前走着外から馬券内へと飛び込んだ数少ない例外が2008年勝ち馬のカネヒキリと、昨年3着のアスカノロマン。これだけ少ないとやはり前走成績の悪かった馬は除外したくなるところだが、今年もアスカノロマンが前走みやこS10着から参戦するというのは面白いところ。真面目に予想をしたらガチガチの予想になりそうだが1つアクセントとして加えるには丁度よい。

また、GⅠ未勝利馬で言えばみやこSを勝ち上がってきたテイエムジンソクも要注目だろう。前々走エルムSでは2着となってしまったが、レース格を無視するなら近走成績が最もきれいなのはこの馬。上がり馬には厳しいレースなので過信は禁物だが、最も実績のある5歳馬ということで、無視はできない存在。

今回は実績馬が多く、買いたい馬で選んでいくと両手で足りなくなる可能性も出てくる。危険視したい馬もあげるならばやはり前走で8着と大きく崩れたアポロケンタッキー。また、JBCスプリントからのローテーションは過去にはエスポワールシチーやテスタマッタ、昨年もコーリンベリーが失敗した曰く付き。衰えを見せないコパノリッキーと言えども、ここは割り引いて見たほうが良いかもしれない。

年末に東京大賞典があるため、まだダート戦線の締めくくりと言うには少し早いが、中央競馬専門であればここが年内見納めという方もいることだろう。非常に悩ましいレースになりそうだが存分に悩んで楽しんでもらいたい。