【毎日王冠2018】東京巧者はどの馬だ?

10月に入り、今週末から東京競馬が開催。日曜メインは秋の天皇賞へと繋がる一戦「毎日王冠」が開催される。

毎年豪華なメンバーが揃うこの一戦。今年もG1馬が3頭も揃った。昨年はNHKマイルCを勝ち、今年は安田記念でも2着と東京で実績を残してきているアエロリット。大幅な距離短縮で復活を狙う菊花賞馬のキセキ。今年のNHKマイルCを制し、G1馬となった3歳馬のケイアイノーテックがいる。

ただ、キセキは菊花賞を勝って以来、9着、9着、8着と三連敗中で、ケイアイノーテックも1800mは実績ゼロと不安もある。

アエロリットはマイルまでだが東京コースは「2-2-0-1」と得意で、負けた1回も勝ち馬とは0.1秒差の4着。1800mもクイーンSで1着、中山記念で2着と連対率は100%。東京コースの実績や距離の適性の高さから、今回は人気の中心が予想される。

G1馬ではないが、コース実績や距離適性の高さなら東京で5勝しているダイワキャグニーも侮れない。東京の芝1800mは「3-0-0-2」と好成績だ。負けた2回のうち1回は前走のエプソムCで、結果は14着と大きく崩れたが、雨の影響を受けた馬場で力を出せなかった可能性もある。開幕週の今週なら、巻き返しがあってもおかしくはないだろう。

そのエプソムCを勝利したサトノアーサーも、2走前で同条件のメイSを勝利しており、東京1800mは2連勝中だ。渋った馬場でのパフォーマンスの高さは目立つが、あとは良馬場でも末脚を発揮できるかどうか。

クラシックでは実績を残せなかったが得意な距離に戻ってきたステルヴィオなども、今回は条件好転となりそうだ。

有力馬にはコース実績や距離適性を鍵となる馬が多数おり、東京の芝2000mで行われる本番の天皇賞秋を占う上でも、「毎日王冠」は見逃せない一戦と言えるだろう。