【クイーンエリザベス2世カップ2021予想】デアリングタクトに立ちはだかるのは地元・香港勢か?国内ライバルか?

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今週日本ではG1開催がありませんが、香港のシャティン競馬場で第47回クイーンエリザベス2世カップが開催されます。今年は登録8頭で、日本馬4頭、地元香港馬4頭と少ない頭数での開催が予定されています。

欧州勢の参戦自体が多くないレースではあるものの、過去のデータでみても日本馬の相性は悪くないレースとなっており、これまで2002年、2003年とエイシンプレストンが連覇を果たしており、その後は2012年のルーラーシップ、2017年のネオリアリズム、2019年のウインブライトが勝利しています。

今年の日本馬では昨年の3冠牝馬・デアリングタクトの参戦が注目となっていますが、騎乗する松山騎手は海外騎乗が久しぶりという点、父のエピファネイアも国内では強さを見せていたものの海外競馬では力を発揮できなかった点も考えると、地元香港勢にも注目しておきたいところです。

昨年のこのレースの1,2着馬であるエグゼルタント、フローレともに今年も参戦を予定しており、それぞれ前哨戦の香港ゴールドカップで3着、2着とまずまずの戦績を残していることからも警戒しておきたい馬たちとなっています。

また明け8歳となってやや衰えが見えてきているものの、シャティンの芝2000mでは強さを発揮してきたタイムワープは、今年のメンバーを見渡すと楽にハナを切れる可能性があり、後続馬が油断していると人気薄での逃げ切りの可能性も秘めています。

また登録メンバー中で唯一前走1着からの参戦となるグロリアスドラゴンも、ここ4戦ですべて掲示板に載る安定感ある走りを見せており、追い込み脚質だけにこの頭数では不発に終わる可能性もありますが、怖い1頭といえます。

ハンデをみるとデアリングタクトの55.5キロは牝馬とはいえ恵まれている印象もありますが、地元勢の台頭にも警戒しつつ馬券検討はしておきたいところですね。