【JRA愛知杯2025予想】絶好調ワイドラトゥール!短距離界の新星誕生なるか?

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中京の日曜メインは牝馬限定のG3「愛知杯」が開催。昨年まで2000mのハンデ戦だったが今年から1400mへ変更。そのため、これまでの考え方を捨て新しい距離に適した予想が求められる。

この新距離で注目したいのが4歳牝馬のワイドラトゥールだ。同馬は3走前の3勝クラス・長岡京Sを制したものの、オープン入り後の2戦ではいずれも10着敗退と惨敗続き。しかし、着順とは裏腹に2走前のターコイズSでは勝ち馬と0秒4差、前走の淀短距離Sでは勝ち馬と0秒9差と、大きくは負けておらず内容は悪くない。

特に前走の淀短距離Sでは、ほぼ最後方から追い上げ、大外を回って上がり最速のタイムを記録した。1200mのレースにもかかわらず、ペースが遅く、上位に入った馬が内を通った先行馬であったことを考慮すれば、しっかりと脚を使えており負けて強しと言えるだろう。

また、今年の愛知杯は先行争いが激化してハイペースになる可能性が高く、そうなればワイドラトゥールの末脚が生きる展開になるはずだ。

さらに今回は調教が非常に良好。2週前のCウッドコースでの追い切りでは、ラスト1ハロンを11秒1で駆け抜け、全体タイムも6ハロン79秒5の好時計をマークした。最近では、調教で11秒前半を出す馬は増えてきているが、6ハロンで80秒を切れる馬は少ない。ワイドラトゥールの時計は質も量も優れており、絶好調だと言っても過言ではない。

以上を踏まえ、オープン入り3戦目となるワイドラトゥールが、その追い込み脚を生かして短距離界の新星として上位争いする姿を期待したい。